ゆっくりとした時間が流れる素足で暮らす家
story number.1
Mさんの朝は早い。 柏市内でお花屋さんを営むMさんは、買い付けがある時は早朝4時頃、買い付けがない時でも5時には起床しているそうだ。 市内でも、自然が残る地域に家は建っている。朝の日課は草むしり。無心になれる時間であり、汚れている手を見るのが好きだそう。家を建て終わった後も何度か伺っているが、この日も丁寧に引き抜かれたであろう雑草たちがきれいに横たわっていた。家に入ると、20年以上前に買ったというレコードプレーヤーの上で円盤がくるくると回っている。スピーカーから流れるテンポの遅めな落ち着いたレゲエが、Mさんのゆっくりとしつつもこだわりのあるライフスタイルを表している様に感じた。
  • 「武家屋敷、昔のお屋敷みたいにしたかった」

    こだわり
    ほとんど壁のない平屋の一戸建ては、Mさん夫婦の要望だった。 「もともと、2階建てにしようとは考えてなかったんです。めんどくさいと思って。 イメージしていたのは武家屋敷、昔のお屋敷みたいにしたかったんです。 ふすまをつけたり外したり、色々できるじゃないですか。 この家もそんな風に、色々なことができる一つの箱にしたかったんです。」ふとMさんの足元を見ると、ずっと素足でいることに気づいた。そういえば 素足ですごしたい、という想いを受け床材探しに奔走したことを思い出した。「無垢の木は温かみがあるんですよね。しかも時が経つごとに色が変わってくるんです。」 変化していく床の色が楽しみというMさんの表情が少しだけ嬉しそうだったので、つられてこちらも嬉しくなった。
  • 「武家屋敷、昔のお屋敷みたいにしたかった」

    こだわり
    ほとんど壁のない平屋の一戸建ては、Mさん夫婦の要望だった。 「もともと、2階建てにしようとは考えてなかったんです。めんどくさいと思って。 イメージしていたのは武家屋敷、昔のお屋敷みたいにしたかったんです。 ふすまをつけたり外したり、色々できるじゃないですか。 この家もそんな風に、色々なことができる一つの箱にしたかったんです。」ふとMさんの足元を見ると、ずっと素足でいることに気づいた。そういえば 素足ですごしたい、という想いを受け床材探しに奔走したことを思い出した。「無垢の木は温かみがあるんですよね。しかも時が経つごとに色が変わってくるんです。」 変化していく床の色が楽しみというMさんの表情が少しだけ嬉しそうだったので、つられてこちらも嬉しくなった。
  • 「アイランドキッチンにして色々意欲がわいてくるようになりました。」

    暮らしの変化
    もともと駅前のアパートで暮らしていたというMさんですが、この家で暮らし始めるようになってから色々な変化があったという。「音楽が大音量でかけられるようになりました。」 以前はアパートの隣近所のことを気にして、スピーカーで音楽を聴くことをためらっていたそうですが この家に来てからは、奥さんが帰ってくるまでは大音量で楽しんでいるとのこと。 またアパート暮らしの時は、お風呂をシャワーで済ますことがほとんどだったのが 湯舟にお湯をためるのが日課になったと暮らしの変化を語っていた。「キッチンは今ではお気に入りの場所の一つです。アイランドキッチンにして色々意欲がわいてくるようになりました。提案を聞いてよかったです。」もともとキッチンにはこだわっていなかったMさん夫婦だったが、こちらの提案でアイランドキッチンにすることにした。作業台も作らせてもらい、Mさん夫婦が仕事場で使っている作業台の高さと同じものにした。広くて使いやすいキッチンがあることで、ケーキなどを作るようになったと言う。
  • 「建築士さんって自分の表現だけを押し付けてくるイメージでした。」

    tender houseの建築設計
    tender houseに建築を依頼したのは、 家を建てようとして色々と調べていた時、たまたま”tender houseっていい事務所があるよ”と 知り合いに紹介されたからだそう。実際にtender houseに依頼してどうだったか尋ねてみると 「いい意味で、丸投げでしたよね。こちらの意見を聞いてくれるので、素直に本音を いいやすかったです。もちろん、その上でアドバイスはしてくれて。 建築士さんって自分の表現だったりを押し付けてくるイメージだったのですが、 予算がない中でこちらの要望を嫌な顔せず聞いてくれたというのがうれしかったです。」
  • 「建築士さんって自分の表現だけを押し付けてくるイメージでした。」

    tender houseの建築設計
    tender houseに建築を依頼したのは、 家を建てようとして色々と調べていた時、たまたま”tender houseっていい事務所があるよ”と 知り合いに紹介されたからだそう。実際にtender houseに依頼してどうだったか尋ねてみると 「いい意味で、丸投げでしたよね。こちらの意見を聞いてくれるので、素直に本音を いいやすかったです。もちろん、その上でアドバイスはしてくれて。 建築士さんって自分の表現だったりを押し付けてくるイメージだったのですが、 予算がない中でこちらの要望を嫌な顔せず聞いてくれたというのがうれしかったです。」

部屋のサイズにあわせて作った本棚(tender house作)。家と家具の調和が図れるのも建築事務所ならではと喜んでいた。

奥様の希望だったというロフト。気のりしなかったけど、今ではもめたときの隠れ家となっているらしい

座ったまま靴が履けるようにした玄関。