新築住宅に和室は必要?松戸市にある設計事務所が解説します!
こんにちは、テンダーハウスです。
暖かくなってきて、昼間は上着がなくても過ごせるようになってきましたね🌞
さて、新築住宅を建てる際、和室を取り入れるかどうか悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
生活スタイルの変化に伴い、近年では和室のない家も増えています。
しかし、”和室は洋室以上に幅広い用途で使用できる”、”風情を楽しめる”等様々なメリットがあります。
一方、和室を設けた事で”メンテナンスが大変”など後悔している人がいるのも事実です。
そこで今回は【和室のメリット・デメリット】についてお話しさせて頂きます♪
🍡和室があるメリット
🍵活用出来る幅が洋室より広い
コタツやテーブルを置けば居間として使用が出来たり、布団を敷けば寝室として使用が出来たりと
様々な部屋として活用できるのが和室です。
フローリングに比べて、畳で床が柔らかい為直接座って洗濯物を畳む等
作業スペースにも早変わりします。
和室には他にも以下のような使い方が出来ます。
・そのままお昼寝スペースとして
・お子様の遊び場として
・来客スペースとして
・仏間として
和室が一部屋あるだけで自由自在な使い方が出来るので、家族構成の変化や利用シーンに対応出来るのが和室のメリットです✨
🍵リラックス効果や空気清浄効果がある
和室にいるとホッと落ち着く方も多いと思います。
科学的にも、畳の匂いでリラックス効果が証明されているそうです。
い草に含まれている成分には殺菌や防腐効果があり、森林浴のように精神を安定させるリラックス効果があります。
更に、ストレスを軽減させる効果を持つ成分や鎮静作用や不眠症に良いとされる成分等も含まれていて、心を癒してくれる効果が高いそうです。
また、い草には空気を浄化する効果もあります。
い草の芳香成分にある殺菌作用が、空気中の二酸化炭素やシックハウス症候群の原因となる
ホルムアルデヒドを吸収し空気を綺麗にしてくれます。
🍵湿度を調整する効果がある
畳の素材である藁やい草は吸湿性に優れていて、湿度が高い時に湿気を吸ってくれるだけでなく
湿度が低い時には湿気を放出してくれる特徴があります。
冷暖房を使わなくても夏は涼しく冬は暖かく過ごせる為、家族の団欒スペースや寝室にピッタリです。
🍵大容量の押入れを設置できる
和室に押入れを設置すると、大容量の収納スペースが出来ます。
一般的な洋室のクローゼットよりも奥行きがある為、羽毛布団や季節の飾り等を収納するのに便利です。
🍡和室のデメリット
🍵家具の痕が付きやすい
繊細な繊維はとてもデリケート…
同じ個所に負担をかけ続けると、負担がかかった部分が傷んで目立ってしまいます。
例えば、勉強机を畳の上に置いていたら、移動させるとそこだけ凹んでいたり痕が付いてしまっていたりします。
また、畳に食べ物や飲み物をこぼしてしまった時、フローリングの様にサッと拭く事が出来ません。
小さなお子様がいるご家庭は、お手入れが大変に感じる事もあります。
🍵カビやダニの温床になりやすい
繊維の隙間に人のフケ等が溜まりやすく、カビやダニの栄養となり沢山住み着いてしまう可能性があります。
その場合、アレルギーになってしまう事もあるので注意が必要です。
🍵家全体のテイストに合わない場合がある
家全体を洋風やモダンなテイストにする場合、和室が浮いてしまい統一感がなくなる事があります。
和室を作る時には、家全体のテイストに合うように、畳の色や障子のデザインを調整してみると良いでしょう。
🍵定期的なメンテナンスが必要
畳は数年経過すると変色や毛羽立ちが発生します。
衛生的にもリラックス効果的にも5年に一回程度のスパンで張り替えを行う事が大切です。
掃除の際も掃除機だけではなく、はたきやハンドクリーナーで上部の埃を落としたり畳の繊維に沿ってほうきで掃く事が綺麗に保つ秘訣です✨
畳と畳の隙間等に入ってしまった埃は爪楊枝や要らなくなった歯ブラシを使って掃除すると、取り除きやすくなります。
また、畳以外にも襖や障子は10年前後を目安に交換が必要になります。
お子様がいる場合、襖や障子を破いてしまう事も多く、よりメンテナンスが必要と考えておいた方が良いでしょう。
🍡和室を設けるか悩む場合の解決方法
急遽リビングの一角に和のスペースが欲しくなった時等、大掛かりなリフォーム工事をしなくても、
フローリングに直置きする事が出来る【琉球畳】があります。
琉球畳とは、大きくはヘリのない正方形の畳の事です。
柔道の畳等に採用され、汎用性の高い畳として近年特に人気があります。
大きなジョイントマットのようなイメージで、サッと敷いて使えるのが特徴。
畳の素材にはい草だけでなく、和紙や化学繊維の素材まで沢山あるので
部屋の雰囲気や用途に合わせて素材を選ぶ事が出来ます。
現時点で和室は要らないけれど、将来的には欲しいという方にオススメの方法になります。
🍡和室を長持ちさせるコツ
定期的なメンテナンスが必要な和室ですが、長持ちさせるコツがあります。
湿度調整できるい草を使った和室ですが、梅雨等の高温多湿な時期にはカビ対策が必要になります。
特に湿気が溜まりがちな押入れは、中身を出して定期的に換気した方が良いです。
また、畳も高い湿度が続くと湿気を吸ったままの状態になってしまう為、年に数回は畳干しをした方が長持ちします。
いかがでしょうか?
和室を作る場合は、なぜ和室を作るのか、その理由をしっかりと考えておく事が大切です。
普段からゴロ寝出来る畳が欲しい時には、リビングに併設する形を。
宿泊出来る客間や将来の両親との同居を考えている場合はリビングから離れた静かな場所に設けるなど、
理由によって間取りや素材も違ってきます。
無理なく取り入れる事で癒しの和室空間を最大限生かし、楽しい家造りをしていきましょう♪
松戸市の設計事務所、テンダーハウスでは
お客様一人一人のご希望に沿って数度のプランニングを行い、お客様のご希望やライフスタイルに合わせた設計のお手伝いをさせて頂きます。
また、新築住宅の他、店舗のリフォーム・リノベーションなどもお伺いいたしますので、お気軽にご相談ください。