松戸市の設計事務所がシューズクロークについて解説致します!!

こんにちは、テンダーハウスです。

昨日から今日と雨が続き、先日までの暖かさが嘘のように冷え込む日ですね🤧

皆さま体調にお気を付けて、週末をお過ごしください。

 

「玄関が靴であふれてしまう」、「ゴルフバッグやキャンプ用品を置く場所がない」など

こういったお悩みがある方は多くいるのではないでしょうか?

こういった悩みを解決する為にオススメなのが【シューズクローク】の設置です!

今回は、そんなあふれる靴をしっかり収納して、玄関をスッキリ保つ【シューズクローク】についてお話しさせて頂きます。

 

👟シューズクロークとは?

 

シューズクロークとは、玄関の横に設置された大きな収納スペースの事です。

靴を履いたまま出入りができ、沢山の靴を収納する事が出来ます。

間取り図などで”S.C”と略されている事もあります。

また、【シューズインクローゼット】と呼ばれることもあり、間取り図の略称では”S.I.C”と表記されています。

シューズクロークなら、ブーツやレインブーツといった一般的な下駄箱ではしまいにくい背の高い靴も収納しやすくなります♪

また、シューズクロークは靴をしまう為だけの収納スペースではありません。

傘やレインコート、コートなどのアウターを収納する他、来客時にゲストのコートを掛けておく場所としても活用出来ます。

シューズクロークは動線や扉の違いによる設置のタイプや収納タイプによって、沢山の種類に分かれています。

 

👞動線の違いによる種類

 

【施工事例:松戸市O様邸】

 

ウォークインシューズクロークタイプ

玄関の横に、収納用の小部屋を作るタイプです。

ウォークインクローゼットのシューズ版と言えば分かりやすいでしょうか?

ウォークインタイプの棚の設置タイプは【I型とII型、L型、U型】の4種類があります。

I型は出入口の正面のみに棚があるタイプ、II型は出入口の両脇の壁に棚があるタイプ、

L型は出入口の正面と隣接する壁のいずれかに棚があるタイプ、U型は出入口のある壁を除き3面に棚を設置するタイプです。

通常出入口が1か所となる為、形状によっては3面の壁面全体を収納スペースとして使うことが出来るので、

ウォークインタイプは収納量を確保しやすいです。

ただし、ウォークインタイプのシューズクロークで狭い場合は、中で直接靴を脱いだり履いたりする事が出来ません。

シューズクロークに行く為のサンダルなどを置いておくか、コンパクトな下駄箱を設置しておく必要があります。

ウォークスルーシューズクロークタイプ

出入口を玄関側、室内側の2か所に作り通り抜けが出来るタイプです。

ただし、シューズクロークの中は土足の為、靴を脱いだり履いたりする時に

素足や室内用のスリッパなどで歩くのが気になってしまうかもしれません。

その場合サンダルを用意するか、靴を収納する棚の前にすのこを敷いておくといった方法もあります。

シューズクロークに靴を収納した後に玄関に戻る必要がない為、生活動線が効率的です。

ウォークスルータイプもウォークインタイプと同じ様に、棚の設置タイプは4種類に分けられますが、

出入口が2か所となる為、収納スペースは狭くなります。

 

👠扉のタイプによる種類

 

【施工事例:野田市Y様邸】

 

開き戸タイプ

扉を開閉する為のスペースが必要になります。

内開きでは収納スペース側に、外開きでは玄関スペース側にスペースが必要となります。

折れ戸タイプ

扉を開いた時に扉が折りたたまれる為、開閉の為のスペースは開き戸よりも少なくて済みます。

ただし、折りたたまれた扉がある分、開口部が狭くなるので大きな物を収納する時には注意が必要です。

引き戸タイプ

扉を開く為の室内外のスペースが不要になります。

その代わり引いた扉を引き込むスペースが必要なので、間取りに注意が必要です。

オープンタイプ

扉がないタイプで、ドアの開閉作業がない為とても楽なタイプです。

しかしレイアウトによっては、玄関や室内からシューズクロークの内部が丸見えになる可能性があります。

 

👡シューズクロークのメリット

 

玄関が綺麗に見える

玄関はゲストが訪れた時の第一印象となる、住まいの顔となる場所です。

玄関の収納力が足りないと靴を収納しきれず、頻繁に履く靴などを出したままにしてしまいがちです。

また、傘やベビーカーなどは、玄関の近くにある方が使い勝手がいいですが

収納できる場所がなければ出したままになり、玄関が狭くて雑然とした状態になってしまいます。

シューズクロークは収納力が高いので、玄関に靴が出しっぱなしになる事もなく

いつでもスッキリと綺麗な玄関を保つ事が出来ます。

外で使う物をまとめて収納できる

シューズクロークに外で使う物をしまっておくと、外出時に手軽に持ち出しやすくなります。

土などの汚れがついた物を家の中に持ち込まずに済む、という点でもメリットがあります♪

シューズクロークには下記のような物が収納可能!!

こうした物の置場を確保する必要がなくなる為、片付けやすくなります。

動線を短く出来る

シューズクロークがあると、外出時の動線を短く出来る事もメリットにあげられます。

例えば、帰宅時にコートを寝室のクローゼットにしまいに行ってから、洗面所で手を洗う場合

玄関から1度寝室まで行くという動線が発生します。

これに対して、玄関の横のシューズクロークにコートをかけて置けば、寝室まで行く事なく洗面所に足を運ぶことが可能になります。

外出する際に必要な物や外で使う物をまとめて収納できるので、外出時の準備や帰宅時の片付けが全てシューズクロークで完結出来ます!

デザイン性の高い玄関に出来る

シューズクロークを設けると、玄関に下駄箱のスペースが不要になったり、コンパクトな物を設置するだけで済んだりします。

その結果、玄関が生活感のない空間となり、広々とした印象になります。

玄関がスッキリとしていてスペースに余裕が生まれる事で、デザイン性の高い空間にしやすくなる事もメリットです。

例えば、リノベーションで天井や壁の上部に照明を仕込み、間接照明が灯る空間にするとオシャレな印象になります。

また、壁面が空いていれば、壁にアートを飾る、ミラーを取り付けるといった演出をする事が出来ます。

 

👢シューズクロークのデメリット

 

玄関の空間が狭くなる可能性がある

シューズクロークを設けるには、下駄箱よりも広いスペースが必要になります。

住まいの広さや必要な部屋数によっては、玄関が狭くなってしまう事が考えられます。

限られたスペースの中でシューズクロークを検討するなら、住まい全体の広さやバランスを考慮しましょう。

レイアウトを考慮しないと使いにくい

シューズクロークをせっかく設けても、棚のレイアウトが収納する物に合わないと

効率よくしまう事が出来ず、使い勝手が悪くなってしまう事があります。

また、頻繁に履く靴やよく使う物の収納が出し入れしにくい所になっていると使いづらい…と感じてしまいます。

更に【効率よくしまう・取り出す】事が出来なければ、外出の準備に時間がかかり逆に不便になってしまいます。

物置になってしまいやすい

収納力があればあるほど物をため込んでしまう人は要注意!!

収納スペースがあるからと言って使わない物までため込み、物置となってしまうケースもあります。

床に物を置き始めると何でも置くようになってしまい、物であふれかえるようになりやすい為

収納場所を決めて整理整頓を心掛ける事が大切です。

 

👟シューズクロークを設ける場合に注意すべきポイント

 

【施工事例:野田市Y様邸】

 

シューズクロークを設ける目的を明確にする

「なんとなく、あった方が便利そう」という理由で作っても、有効に活用されず

不要な物を置く場所と化してしまう可能性があります。

シューズクロークを必要とするのか考える事が大切です。

実際にシューズクロークを設置してから、広さや棚の高さや幅、奥行きなどが収納したい物と合わないといった事も考えられます。

その為、下駄箱ではなくシューズクロークを設けるのであれば、どういった物を収納する為に設けるのか

目的を明確にしておく事が大切です。

目的がはっきりしていれば、収納する物を踏まえた上で、しまいやすいようにプランニングが行いやすくなります。

玄関やシューズクロークが中途半端な広さになるのは避ける

住まいの広さや必要な部屋数によっては、無理にシューズクロークを設けるのはオススメ出来ません。

玄関が狭く、シューズクロークも狭すぎて使いにくいといった中途半端な状態になる事が考えられます。

シューズクロークを設置するスペースを確保するのが難しい場合は、玄関の下駄箱を壁面収納として充実させる事を検討してみましょう!

十分なスペースを確保する

4人家族なら2畳程度、ベビーカーや自転車なども収納したいと思うなら3畳程度あると余裕があります。

シューズクロークは収納棚のスペース以外にも、人が立ち入るスペースが必要であり

ウォークスルータイプの場合は通路スペースも確保する必要があります。

また、ウォークインタイプであっても、中で靴を脱ぎ履きするのであれば、そのスペースも考慮しなければなりません。

シューズクロークを設置する際には、タイプに応じた十分なスペースを割くようにしましょう。

収納する物や使い勝手を考えて棚のレイアウトを決める

大きさや収納のレイアウトは家族の人数や収納する物に合わせて考えましょう。

狭すぎると収納しきれない荷物が玄関にあふれてしまいますし、広すぎてもシューズクローク自体が玄関スペースを圧迫してしまいます。

その為、シューズクロークにしまうと便利な物を絞る事が大切です。

そして、何をどこにしまうのか決めるなど、収納計画を立てておきましょう!

頻繁に使う物は取出しやすい場所に収納スペースを設けて、一目見て何がどこにあるのかわかる状態にする事が理想的です。

また、シューズクロークのプランを立てた時点では、収納できる量の70%を使う状態にするなど

ゆとりを持たせておく事が望ましいです。

実際に収納してみるとうまく入らない事や、生活の変化によってしまう物が変わる事も考えられます。

また、スーツケースやブーツをいった背の高い物をしまう為に、棚の高さが変えられると便利です。

棚受レールを使うなど、棚を固定式ではなく可動式にして臨機応変に利用できるようにしておきましょう。

通風に配慮する

靴をたくさん収納する為、どうしても臭いや湿気がこもりがちになります。

特に梅雨の時期は注意が必要です。

扉を付けないタイプにするか、あるいは引き戸にして開けたままに出来る状態にしておくと玄関からの風通しが期待できます。

また、シューズクローク内に小窓や換気扇を付けて換気をよくしておきましょう。

収納棚を作る場合はカビの発生も防ぎたいので、通気性は大事です!

内装材の中には、消臭効果や調湿効果を持った機能性壁紙や調湿効果のあるタイルなどもある為

こうした素材を活用する事も併せて検討してみましょう♪

靴の中に市販の靴用乾燥剤を入れておく事も、湿気や臭い対策としてオススメです☆

ウォークスルータイプは動線に配慮する

ウォークスルータイプはシューズクロークを通って靴を脱いでしまってから上がる、という動線になるように配慮する事が大切です。

帰宅後にシューズクロークを通り抜ける必要がなければ、次第に玄関で靴を脱いでしまうようになり、散らかってしまう事が考えられます。

また、シューズクロークを通って室内に上がった後の動線を工夫すると、より使い勝手がよくなります。

例えば、食料品を頻繁に購入する場合は、シューズクロークを通ってパントリーに直接行ける動線にすると便利です。

もしくは、お子様が公園などで外遊びをする場合や、習い事や部活などでスポーツをしている場合などは

シューズクロークから洗面所に行きやすい間取りが向いています。

汚れた手のまま様々な場所に触れるのを避けられたり、手洗の習慣を身に付けたりしやすくなります。

 

いかがでしょうか?

 

シューズクロークには靴の他に

などをたっぷり収納できる事が分かりましたね😊

一方で、玄関スペースを圧迫したり物をため込んでしまいがちというデメリットもあります。

動線や収納タイプ、扉の有無などでたくさんの種類に分かれる為、ご自身に合ったタイプのシューズクロークを考えてみてください♪

 

松戸市にある設計事務所・テンダーハウスでは、お客様一人一人のご希望に寄り添いながら

最高の住宅づくりのお手伝いをさせて頂いております。

 

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