第2のリビングとも呼ばれているウッドデッキについて松戸市の設計事務所が解説致します♪
こんにちは、テンダーハウスです。
本日はあいにくの雨ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
明日からは週末になり多くの学校では運動会が予定されていると思いますが、明日は天候が持ちこたえてくれると良いですね。
さて、ウッドデッキの設置を迷う方は多くいらっしゃると思います。
ウッドデッキは、使用用途がはっきりしていないと全く使われないスペースになってしまうので
使い方をハッキリさせる事が重要です。
「ウッドデッキは腐るから設置しない」という方もいらっしゃいますが
最近は天然木材ではなく樹脂木材のウッドデッキが主流となっています。
しかし、しっかりと知識を付けた上でウッドデッキを採用しないと、想定外の問題が派生する場合があります。
そこで今回は、ウッドデッキについて松戸市の設計事務所が解説させて頂きます!
○ウッドデッキとは?
ウッドデッキとは、屋外に設置される木製のテラスの事です。
一般住宅などではリビングと庭の間に設置される事の多いウッドデッキ。
リビングとウッドデッキの接続する部分の高さを同等程度にする必要がある為
木材の下に土台となる部分を設置して家の高さと合わせるように平らに設置されます。
この構造こそがウッド(木)デッキ(平らな部分)となります。
基本的にウッドデッキは、エクステリアの一部として扱われているので
設置する場合も家の建築とは別の工程や工賃になる事が一般的です。
○ウッドデッキの素材
🌳天然木材
名前の通り天然の木材になります。
天然木材は”ソフトウッド”と”ハードウッド”の2種類に分けられます。
従来から使われてきたソフトウッドは、柔らかい木材の事で安く手に入る為人気があります。
ただし、腐りやすいのが難点でメンテナンスが悪いと早ければおおよそ1~2年で腐ってしまいます。
一方のハードウッドは耐久性抜群ですが、材料費が高く加工するのが困難です。
*ソフトウッド
*ハードウッド
🌳人工木材・樹脂木材
人工木材(樹脂+木材)は、普通の木材とは違い、主にポリエチレンと呼ばれるプラスチック素材と木材を混ぜ合わせて作った人工的な木材の事です。
腐食に強く、変色や変形が少ない事からもメンテナンスが簡単です。
また天然木材のような塗装の必要はありません。
ただし、夏の暑い日は表面が熱くなりやすいなど、環境の変化にやや対応しにくいという特徴があります。
○ウッドデッキのメリット
🌳リビングが広く感じられる
一般的にウッドデッキはリビングの高さと同じ高さで設置する事が多いです。
そうすると、リビングと同じ高さなので空間が広くなり、リビングから見ると奥行きが出てさらに広い空間に感じられます。
またリビングと同じ高さなので、気軽に外に出られるようになります。
🌳布団や洗濯物が干せる
1階の洗面所から2階のベランダまで移動するのは大変ですが、1階にウッドデッキがあれば気軽に布団や洗濯物が干せます。
ウッドデッキが設置される場所は、大体の場合で陽当たりが良く風通しが見込める場所になります。
ウッドデッキの高さはリビングに合わせる為、リビングから段差を通らずにウッドデッキに出る事が出来ます。
転倒して怪我をする心配もありません。
リビングの隣ならば、キッチンから近いので急な雨でもすぐに対応する事が出来ます。
また、ウッドデッキに手摺を付ければ、外からの見栄えや視線の問題を解決出来るだけではなく
そのまま布団を干すといった活用も可能になります。
🌳子供やペットの遊び場になる
リビングの延長にあるウッドデッキは、足を土で汚さずにお子様が外で遊ぶ事が出来ます。
リビングと同じ高さなので、リビングからお子様を観察しながら遊ばせる事が可能です。
夏場にプールを出す場合も、危険性の高い遊びなのでリビングから見守る事ができ、汚れないメリットは大きいです。
屋外のウッドデッキであれば、粘土遊びやお絵描き・書道といった床が汚れる可能性のある事でも気軽に行う事が出来ます。
また、お子様だけではなくペットの遊び場・日向ぼっこ・昼寝にもウッドデッキはオススメです。
お庭の場合、1度外に出してしまうと土を室内に持って入ってしまいます。
ウッドデッキであれば外の空気に触れさせてあげる事ができ、土が室内に入る事もありません。
芝生の上だと、ダニやノミなどの虫が付くトラブルもあります。
ご飯をあげてこぼしたり、トイレをしてしまっても、樹脂木材のウッドデッキであればサッと洗い流すだけで綺麗になります。
ただし、お子様やペットを遊ばせるなら、フェンスなどを取り付けて段差で転落しないようにしましょう。
ペットを遊ばせる場合にもフェンスがあればリードでつないでおく必要もありません。
🌳第2のリビングになる
ウッドデッキは”第2のリビング”と呼ばれる事も多いです。
夏のBBQをウッドデッキで行えば、煙や匂いも気になりませんし、虫や土汚れも気にしなくてよくなります。
お子様の遊び場だけでなく、一息つく為に休憩するスペースとしても有効です。
奥様が家事の合間にお茶や読書をしたり、ご主人様がお仕事終わりにビールを飲むのも良いですね♪
🌳趣味を楽しむ
ウッドデッキでは【ガーデニング・日曜大工・スポーツ用品を洗う・ヨガをする】など
様々な趣味にも活躍出来ます。
お庭の場合、植栽の維持や管理は大変なので苦手…という方が多いです。
しかしウッドデッキなら、プランターや鉢で気軽に植栽を楽しむ事ができ、リビングからウッドデッキの植栽が見えるのはとても綺麗です。
土や虫が苦手という方でも、ウッドデッキなら気にする事なく作業が出来ます。
また、日曜大工が趣味という方も、ウッドデッキなら木くずが出ても気にする必要がありません。
最近ではネットショッピングが広がり、家で組み立てる大型家具も増えています。
そういった家具でも、ウッドデッキで作業を行う事で床の傷などを気にする事なく組み立てられるようになります。
🌳室内の目隠し効果がある
南向きの家は室内が良く見えてしまいますが、フェンス付きのウッドデッキにする事で目隠し効果があります。
フェンスを検討する上では、お子様やペットの危険を考慮して付ける場合が多いですが
そのような心配がない場合も、目隠し効果を目的に設置する方もいらっしゃいます。
カーテンを閉めなくてもプライバシーが守れるので外の風景が楽しめます。
🌳外観のアクセントになる
ウッドデッキがあると、外観のアクセントになるのでよりオシャレになります。
広さや木材の色味などで印象が変わるので、外観に合うウッドデッキを設置するとオシャレです。
○ウッドデッキのデメリット
🌳メンテナンスが大変
屋外にあるウッドデッキは、常に強い陽射しや雨に晒される事になります。
その為、何もしない状態だと数年で木材が朽ち始めてしまう事があります。
木材によって、耐久性やメンテナンスの頻度が変わるので木材選びも重要です。
砂や土をデッキブラシで掃き出したり、コケなどが生えてきた時も取り除いたりと、日々のお掃除も必要です。
そうした事を放置しておくと、砂や土の不朽菌により木材が朽ちてしまう原因となります。
🌳デッキ下のお手入れが難しい
一般的なウッドデッキは室内の床と高さを揃えるように設置します。
この時、デッキの下部分には空洞が出来る為、どうしても動物や虫が入り込んだり雑草が生えたりします。
雑草が長く伸びた場合、ウッドデッキの隙間から出てくる事があります。
デッキ下の空洞を掃除したりお手入れをするのは難しいので
工事の際には下をコンクリートにしたり、防草シートを敷いたりと工夫しましょう。
🌳費用がかかる
通常の芝生などに比べて、当然ですが設置するのに費用がかかります。
特に広いウッドデッキで柵も付ける場合などは、大きな費用になるのでしっかりと検討しましょう。
🌳実際には使わない
新築当初は使用していても、徐々に使用しなくなり掃除もしなくなって余計に使用しなくなる、といった場合もあります。
外からの視線が気になって使用しづらい、という事もあります。
設置する際にはウッドデッキの必要性や、設置場所などをよく検討する必要があります。
○ウッドデッキのオプション
🌳屋根
ウッドデッキの設置を検討する際に、同時に屋根の取り付けを検討している人もいるのではないでしょうか?
実はウッドデッキに屋根がある事で、様々なメリットが生まれます。
例えば、屋根を付ける事で雨や陽射しを遮る事ができ、ウッドデッキの劣化を軽減する事が出来ます。
また、周囲からの目隠し効果も大きなメリットの一つです。
更に屋根には設置状況にもよりますが、省エネ効果も期待出来ます。
ウッドデッキに屋根を取り付ける事で室内に入ってくる陽射しを遮り、室内の温度上昇を防いでくれる為です。
🌳目隠し(フェンス)
外から常に自分の家やお庭が見えてしまうと、近所からの視線が気になってしまう方もいるかもしれません。
そのような場合には、プライバシーを守る為にウッドデッキにフェンスの設置を検討するのがオススメです。
ただし、フェンスを設置する事により開放感が減り、狭く感じる恐れがあるので
どれくらいの目隠しを目的に設置するか考慮し、フェンスの高さを検討する必要があります。
🌳階段(ステップ)
ウッドデッキの階段は、人気のオプションです。
一般的に”ステップ”と呼ばれる階段状の足踏み台タイプと、階段状にウッドデッキの床を広げる”段床”の2種類に分けられます。
階段は高低差のあるウッドデッキに便利です。
特に地面との段差が大きければ大きい程、階段は安全を確保する為には欠かせません。
更に、段床タイプでデッキ側面を覆うケースでは家屋全体に高級感が増しグレードアップした印象を与える事も出来ます。
他にも、ベンチのような利用が可能になるなど、活用シーンが広がります。
いかがでしょうか?
ウッドデッキの設置を検討中の方は、ウッドデッキを使う目的をはっきりとさせて適切な広さを検討しましょう。
洗濯物を干したり、誰か一人がくつろぐ程度でしたら広いデッキは必要ありませんが
家族で食事を楽しむといった用途があればしっかりと広さを確保しましょう♪
テンダーハウスでは、お客様のご希望に沿って最適な設計・施工を承っております。
また、新築住宅のみではなく住宅・店舗のリフォーム・リノベーションも承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。
皆様の快適な住まいづくりのお手伝いをさせて頂く事を心待ちにしております。