人気の植栽について松戸市の設計事務所が解説致します!!

こんにちは、テンダーハウスです。

本日の午前中の雨は注意報が発令されるほどの大雨が降っていましたね。

視界があまり良くなかったのでお怪我など大丈夫でしたでしょうか?

週末は晴天の予報ですので皆様よい週末をお過ごしください😄

 

戸建住宅を建てる時「お庭を作りたい」という思いを抱いている方は少なくありません。

お庭づくりは、住まう方それぞれの個性や趣向が表現されて千差万別ですが「せっかくなので木を植えよう」と考えている方も多くいらっしゃると思います。

しかし木を植える場合、メリットもたくさんありますがデメリットもある事を理解しておきましょう。

そこで今回は、樹木について松戸市の設計事務所・テンダーハウスが解説させて頂きます。

また、人気の樹木についもご紹介させて頂きます。

 

○お庭に木を植える場合のメリット

 

🌲四季を感じる事が出来る・癒しの空間が生まれる

お庭に木を植え、大好きな花を育てる事で癒しの空間が完成します。

それらは四季折々の表情を見せてくれて、豊かな時の移ろいを暮らしにもたらしてくれます。

外から眺めるだけでなく、部屋の中から窓越しに楽しめば心も満たされると思います。

 

🌲建物が美しく映える

植栽を施し、整える事で建物がより映えます。

美しい我が家を眺めるのは嬉しい気持ちになりますよね♪

ゲストを招くのも楽しみになりそうです。

 

🌲シンボルツリーを植える事で歴史が刻まれる

家を建てると同時に”記念樹”を植えると、その生長が住まいの、更には家族の歴史として刻まれていきます。

「随分と大きくなったな」「今年から実がなった」など、時と共に物語が増え我が家への愛着が増すと思います。

 

【施工事例:柏市M様邸】

 

🌲プライバシーの確保に役立つ

木を植える事で外からの視線を程よく遮り、プライバシーを守る事が出来ます。

1階や道路側の窓は、どうしてもカーテンやシャッターを閉めがちですが植栽を効果的に施せば

明るく景色を楽しめる暮らしが手に出来ます。

 

🌲南には落葉樹を、北には常緑樹を植える事で快適空間になる

庭の南側に落葉樹を、北側には常緑樹を植える事で夏は涼しく、冬は暖かい暮らしがもたらされます。

葉が元気よく生い茂る夏は、それらが程よく直射日光を遮り室内に光が入りすぎるのを防ぎます。

一方、葉が落ちる冬には光を効率よく室内に取り込む事が出来ます。

日が当たりにくい北側は、常緑樹にする事で夏は緑が生み出す冷気を室内に取り込む事ができ

北風が吹く冬はその風を防ぐ役割を果たしてくれます。

木は見た目の良さだけでなく、選び方次第で快適な暮らしを応援してくれます。

 

🌲土の流出を防ぐ

強い雨や長く雨が降った後は、庭の土が流れ出てしまう事もあります。

その場合お庭が荒れてしまい、場合によってはご近所に迷惑をかけてしまうかもしれません。

木を植える事でそんなリスクを軽減させる事が出来ます。

 

🌲収穫の楽しみ

実がなる木を植える事で収穫に期待が出来ます。

我が家になった実を食べたり調理をするなど、季節に素敵な行事が生まれます。

 

○お庭に木を植えるデメリット

 

🌲管理が大変

木は生き物の為、放っておくと枯れる場合もあれば、生長しすぎる場合もあります。

定期的な管理が必要になり、その分手間がかかる事は言うまでもありません。

季節によっては虫が来る事もあります。

冬には枯葉掃除に追われる事もあります。

また、剪定を外部に依頼する場合はコストもかかります。

 

🌲外からの視線が遮られる事が、防犯面でマイナスになる事もある

メリットで”プライバシーが守られる”と記しましたが、逆にそれは”家の中で何が起こっているのかわからない”という事でもあります。

また植栽は格好の【隠れ場所】になります。

泥棒が身を潜めやすくなるというデメリットがある事を十分に理解し、セキュリティ対策を施しましょう。

 

🌲初期費用がかさむ

木はもちろん無料ではなく、植えるのにも作業費が発生します。

お庭づくりにこだわるほど費用がかかる為、資金計画はしっかりと立てておきましょう。

 

○目隠しフェンスではなく樹木で目隠し植栽を行うメリット

 

【施工事例:柏市M様邸】

 

🌲季節感のあるナチュラルでオシャレな雰囲気に出来る

樹木で目隠しをする最大のメリットは、住まいの雰囲気を柔らかくナチュラルに出来る事です。

フェンスや塀などは閉鎖的な雰囲気があり、近隣の人にも圧迫感を与えてしまう事があります。

樹木で目隠しをすると、花が咲いたり紅葉したりする事で季節が感じられ、街並みにも彩りを与えます。

また、お住まいの外観をナチュラルでオシャレな雰囲気にする事が出来ます。

 

🌲狭い場所やピンポイントの目隠しにも対応

例えばお住まいの勝手口の前に少しだけ目隠しをしたい、寝室の窓だけ隠したい、などといった狭い場所や

ピンポイントの目隠しの要望にも対応する事が出来る事が利点です。

地植えでなくても、樹木が1本植えてあるプランターを設置するだけで視線を避ける事が出来ます。

開口部全部が隠れなくても、樹木がフォーカスポイントとなり視線を集めるので、中の様子があまり見えなくなります。

 

🌲風や光を程よく通す

目隠しに塀やフェンスを設置した場合、広い平面で目隠しをする為

光や風を通しにくくなってしまう事があります。

樹木で目隠し植栽をした場合、葉や枝の隙間から日光や風が抜けるのでお庭や室内に快適な光や風を通します。

葉の間を透けた風は空気の温度を下げるので、夏には涼しい風が楽しめます。

 

🌲街並みの景観向上、温暖化防止にも貢献出来る

お庭に樹木を植える事で街並みの景観向上に貢献する事が出来ます。

道行く人がお花を見て喜んでくれるなど、近隣の人とのコミュニケーションのきっかけになる事もあります。

また、町全体の緑比率が上がる事で気温上昇を抑制し、特に都市部では温暖化防止にも役立ちます。

 

○樹木で目隠し植栽を行うデメリット

 

🌲お手入れや管理が大変

植物は生き物の為、生長したり枯れたりします。

美観を保つ為にはお手入れや管理が欠かせません。

また、道路際や隣家に接した植栽は敷地から枝葉がはみ出さないように気を付ける必要があります。

 

🌲コストパフォーマンスがかかる

目隠し植栽を植える事は、フェンスや塀を設置するよりも安く済みますが

植物はお手入れや管理が必要になって来るので長い目で見るとコストがかかります。

大きくなる樹木を植えた場合、枝葉が生い茂る鬱蒼とした印象になってしまうので

なるべくこまめにお手入れを行った方が良いです。

剪定や植え替え作業を全てご自身で行う事も出来ますが、業者に依頼をすればやはりコストがかかります。

 

○目隠し植栽を行うオススメの方法

 

🌲同じ種類の樹木を並列させる事で統一感のある目隠し植栽にする

生垣を作るには、基本的に同じ種類の樹木を並列させて壁のように仕立てます。

目隠しを作るにはなるべく葉がついている間隔の密度が高い樹木を選ぶようにしましょう。

そうする事によって統一感があり見た目の美しさが際立ちます。

 

🌲種類の違う樹木を植えて雑木風の目隠しにする

同じ種類の樹木を並べて植えるのではなく、種類の違う樹木を植えて目隠しの生垣を作る事も出来ます。

樹木が葉の色味・形状などが違う事で、華やかな外観にする事が出来ます。

この時、常緑樹ばかりを植えると少し重たい感じになってしまうので

目隠しがあまり必要ない場所には落葉樹を植えるなどしてバランスを取りましょう。

 

🌲プランターで手軽に目隠し植栽

樹木で目隠しをする利点として、ピンポイントで隠したい場所を隠せるという事があります。

特にプランターに植えられた樹木なら移動する事が出来るので

好きな場所に設置して必要がなくなった時には他の場所に移動する、という事が出来ます。

プランターの樹種も違う物をいくつか用意しておくと、お部屋の模様替えのようにお庭の印象を変える楽しみがあります✨

 

 

○人気の高い植栽

 

🌲シマトネリコ

シンボルツリーとして見かける事が多いです。

常緑樹でとても丈夫で育てやすく、比較的安価で全国どこでも手に入りやすい事が人気の理由です。

ただ生長速度が速く、伸びすぎてしまう事に悩む人も多くいます。

高さは自分で剪定出来るよう2~3m程度に抑えるのがオススメです。

温暖な原産地では高さが20m程度にも達しますが、日本の都市部でも放置すれば5~6mの高さには達するそうです。

 

🌲ヤマボウシ

こちらも庭木として高い人気の常緑樹です。

初夏に白い花をたくさんつけ愛らしい姿を見せてくれます。

こちらも育てやすく丈夫な樹種です。

更に樹形が美しく放置していても、さほど樹形は乱れずまとまった姿になるので剪定をせずに自然樹形で育てられるのも良いですよね♪

 

🌲モミジ

モミジも庭木として人気です。

こちらも基本的にあまり剪定の必要はなく美しい樹形になる事が人気の理由です。

強すぎる陽射しにあたる場合は日に焼けてしまい葉が変色する恐れがあります。

乾燥すると葉がチリチリになってしまうので、夏は乾燥を防ぐ為に葉にも水をかけるのがポイントです。

秋には紅葉し冬には落葉します。

 

🌲ソヨゴ

ソヨゴは美しい緑色の葉が特徴的な常緑樹です。

乾いたような質感の葉は風に揺れると周囲の葉が擦れ、カサカサと独特の葉音を立てます。

5月から6月に目立たない控えめな白い花が咲きます。

10月から11月に果実が赤く熟しますが雌株だけになります。

ただし、近くに雄株がなく雌株だけの場合は実がならない事もあります。

 

🌲シャラ

基本的に放っておいても自然に樹形が整い、生育上もその方が望ましです。

特に若いうちはほとんど枝をいじる必要はありません。

木が大きくなってきて枝葉が混み合ってきたら剪定を行いましょう。

枝を切る作業の適期は基本的に冬の休眠期です。

秋には紅葉し冬には落葉します。

 

🌲オリーブ

庭木としてすっかり定着したオリーブは常緑樹です。

ボリュームがあり見た目もオシャレです。

オリーブは大きくなると強風が原因で枝が折れたり傷んだりしやすい為、必ず剪定が必要です。

伸びすぎた枝や細くて弱々しい枝を根元から切り落とします。

また混み合っている部分の枝も切り落としましょう。

 

🌲エゴノキ

エゴノキは日本全土に分布する落葉樹です。

5月~6月に小枝の先に短い総状花序を出し、白い花を下向きにつけ秋には果実が熟します。

樹形は野趣に富む事から雑木の庭の植栽材料としてよく利用されるようになりました。

枝が横に広がるように開放感のある自然樹形が美しいので剪定はあまり必要ありません。

 

🌲ハナミズキ

近畿から九州に自生する常緑の低木です。

関東でも庭植えで越冬可能ですが、あまり寒いと落葉します。

5枚の花びらからなる白い花を咲かせます。

花よりもその樹形と常緑樹なのに繊細な葉が魅力で人気です。

他の庭木に比べると生長が遅いのであらかじめ大きく育った苗を購入した方が良いかもしれません。

 

🌲シラカシ

耐陰性があり、比較的寒さに強く埋立地のような水はけの悪い土地でも育ち潮風にあたっても傷まないという丈夫さがあります。

常緑樹で目隠しにも最適です。

よく防風林などにも使われるそうです。

とても大きくなりますが庭木として植える場合は、株同士を狭めて植えると放置していても10m、20mという大きさにはなりません。

秋にはどんぐりの実がなります。

 

いかがでしょうか?

 

やはり住宅の庭木には”丈夫で生育しやすい””お手入れが少ない””樹形が美しい””花が咲いて楽しませてくれる””季節感を感じられる”ものが人気があるようです。

また、メリットは良いですがデメリットはきちんと理解しておかないと生活にかなりの負担がかかる事もあります。

勢いだけで植栽をせず、しっかりと計画する事をオススメします。

 

テンダーハウスでは、お客様のご要望に寄り添えるよう数度のプランニングを行い設計・施工を行ってまいります。

また、毎月完全予約制の無料相談会も開催致しておりますので

お気軽に松戸市の設計事務所・テンダーハウスまでお問い合わせください。