お部屋全体の印象を決める照明について松戸市の設計事務所が解説致します☆
こんにちは、テンダーハウスです。
今週から夏休みに入る学校が多かったのではないでしょうか?🏖
熱中症や感染症に注意して沢山の思い出を作りましょう!!
色々なお部屋や用途があるように、生活の中では多種多様な照明器具が使われています。
最終的に部屋全体の雰囲気を決めるのは、インテリアやオシャレな小物ではなく照明です!!
色によって人に与える効果も様々と言われています。
そこで今回は実用性とインテリア性の両方から、照明器具の種類や注意点について解説致します。
○照明器具の種類と特徴
💡シーリングライト
”シーリング(ceiling)”は、天井という意味でシーリングライトはその名の通り天井に取り付けるタイプの照明器具の事です。
一般的に部屋全体を明るく照らし出すメイン照明として使用されます。
大きめで平たいデザインのものが多いですが、複数の小型ライトで構成された製品やシーリングファン(天井付け扇風機)と組み合わせた製品などもあります。
💡ペンダントライト
ペンダントライトは、天井や梁などからチェーンやコードで吊り下げるタイプの照明の事です。
シーリングライトに比べて光源の位置が低くなる為、テーブルなど限定的な範囲に光を届ける目的に適しています。
また吹き抜けなどに設置すると、空間の縦方向の伸びやかさを強調する事が出来ます。
シェードやライトの種類による、豊富なデザインバリエーションがあります。
💡ダウンライト
ダウンライトは、天井に埋め込む形で設置する小型照明の事です。
単体の使用ではなく、複数のライトを一定の間隔で配置するのが一般的です。
天井からライトが飛び出さない為、照明器具の存在を目立たせたくない場合にも適しています。
かつて天井付けの照明と言えばシーリングライトかペンダントライトしか選択肢がありませんでしたが
住まいを控えめに照らす空間演出の明かりとしてダウンライトが普及してきました。
ただし天井の工事が必要になる為、新築時やリフォーム・リノベーション時にしか設置が出来ません。
後から位置を変更する事が出来ない為、インテリアや間取りに合わせてしっかりと照明計画を立てる事が大切です。
ライト角度が変えられる”ユニバーサルダウンライト”なら、光の方向を自由に調整する事が出来る為
絵画や家具に向けてスポットライトのように照らす事も出来ます。
その他、内側に設けた反射鏡が効率よく光を広げる”コーン型”や
溝が光を拡散して眩しさを防ぐ”バッフル型”などの種類があります。
💡ダクトレール
【施工事例:松戸市O様邸】
ダクトレールは、天井に設置するスポットライトやペンダントライトなど複数台を吊りつける事が出来る照明器具の事です。
ダクトレール用プラグを使って自在な配灯レイアウトが可能になります。
もともとは店舗などで使用される業務用の器具でしたが、利便性の高さから一般家庭にも採用されるようになりました。
💡スタンドライト
スタンドライトは、ベース(台)とポール及びアーム(柄)、ライトで構成される置き型照明の事です。
部屋のコーナーやテーブルサイド、ベッドサイドなど補助的な灯りとして使用できます。
大きめのフロアスタンドなど空間のインテリアアクセントになる物もあります。
💡ブラケットライト
ブラケットライトは、壁面や柱に取り付ける照明器具の事です。
デザインを幅広く取り揃えている為インテリアに合わせて選ぶ事が出来るラインナップが魅力です。
アクセントとして使う事で雰囲気のある光の効果を生み出します。
💡フラットライト
フラットライトは足元灯とも呼ばれ、その名の通り足元を照らす為の照明器具の事です。
床下やベッドサイド等の低い位置に設置し、就寝後トイレに起きた際などの安全確保を目的としています。
インテリア性と言うよりも実用性を重視した照明です。
夜になると自動的に点灯するタイマータイプや、人が近付くと点灯するセンサータイプなどもあります。
💡スポットライト
スポットライトは、狭い範囲を集中的に照らす照明器具の事です。
絵画やインテリア雑貨を照らし出したり、壁や天井に向けて間接照明にしたりする事で
空間を立体的に演出する事が出来ます。
家具の天板や支柱にクリップで固定するタイプ、床やデスクに向けて置くスタンドタイプ、
天井付けタイプなど、様々な製品があります。
💡シャンデリア
シャンデリアは、装飾が付いた照明器具の事です。
煌めき感のあるお部屋作りにオススメのシャンデリアはゴージャスな物からシンプルなデザインの物まで
リビングや吹き抜け空間を彩ります。
💡エクステリアライト
エクステリアライトは、防雨性能のある屋外設置用の照明器具の事です。
エクステリアの演出や防犯上も大きな役目を果たすセンサー付き器具などが揃っています。
💡間接照明
間接照明は、光源が直接見えないように設置するタイプの照明器具の事です。
光を壁や天井に当てる事で空間を立体的に浮かび上がらせます。
設置する場所は【折り上げ天井・壁の窪み・家具の裏側】などシックで落ち着いたムードの演出に適しています。
【施工事例:大田区美容室】
○ランプの種類と特徴
💡白熱灯(白熱電球)
白熱灯は、電灯が発明された時代から長く使用されてきた丸い形状のランプの事です。
消費電力と明るさが比例し点灯すると大変熱くなります。
寿命は約1,000時間
フリッカー(ちらつき)がなく温かみのある光には根強い人気がありましたが
省エネルギーの観点から世界的にLED照明への切り替えが進められています。
今後は各メーカーとも一般家庭向けの製品は生産・販売が終了していく見通しです。
💡蛍光灯
蛍光灯は白熱灯に比べて省エネルギーな事から、LED照明が誕生するまで広く普及してきたランプです。
ストレートな形状の【直管蛍光灯】と白熱灯と同様の丸い形状の【電球型蛍光灯】があります。
消費電力は白熱灯の1/5ほどで、寿命は6,000~1万3,000時間程度
古くなるとフリッカーが発生しやすくなります。
また、電源を入れる際に電力を消費する特徴があり”オン・オフ”を頻繁に繰り返すと寿命が短くなりやすいです。
💡LED
LEDは【Light Emitting Diode(発光ダイオード)】という意味で、半導体を用いた新しい照明の事です。
消費電力は白熱灯の約1/5~1/8程で、寿命は約4万時間と長くなっています。
一般家庭には2000年代の終わり頃から出荷が始まり、節電意識の高まりによって一気に普及が進みました。
今では照明器具の主流となっています。
○光色の種類
光色は一般的に
【電球色】【温白色】【白色】【昼白色】【昼光色】
の5種類です。
【電球色】はオレンジ色に近く【昼光色】は青みがかった白色になります。
これら5種類の内、一般的に蛍光灯として販売されているのは【電球色】【昼白色】【昼光色】の3色になります。
それぞれの色には、適した設置場所と適さない設置場所があります。
見た好みで選ぶのも良いですが、家の中でそれぞれ適した色を使い分けるのもオススメです。
○色の特徴と適した場所・適さない場所
💡電球色
【施工事例:柏市M様邸】
電球色とは、暖色系でオレンジ色に近く温かみのある光の色です。
比較的明るさを抑えた落ち着きのある色で、目も疲れにくくリラックスしたい場所にピッタリです。
設置場所
💡昼白色
昼白色とは、人にとって1番身近な太陽の明るさに最も近い自然な光の色です。
部屋はいきいきとした雰囲気となり、自然な明るさなのでどんな部屋にもマッチします。
選んだ服やお化粧も外に出ると、思った色味と違う…😫
なんて失敗も昼白色の部屋でしたら心配ありません。
設置場所
💡昼光色
昼光色とは、他の色に比べて白く青みがかった最も明るい色です。
青みがかった光の色は脳を覚醒させる効果があるとも言われており、集中力を高めるのに最適と言われています。
また、スッキリとした青みがかった光は細かい部分が良く見えるので作業スペースにピッタリです。
設置場所
○照明選びの際の注意点
💡高齢者に必要な明るさ
年齢によって光の感じ方に差が生じてきます。
若い人にとって十分な明るさでも、高齢者には暗く感じる事があります。
高齢者は若年者に比べて1.5~2倍程度の明るさが必要になります。
これから高齢に差し掛かる年齢の人であれば、10年後を見込んで眩しさを感じない程度に明るめの照明を選んでおくのも良いですよ。
また、同じ明るさでも色温度が高く白い光の方が細かな文字が読みやすくなります。
家族に年齢差がある場合は、調光・調色機能のある照明を選ぶのも良いです。
💡正しい使用方法を守る
防犯ライトやイルミネーションなど屋外で使用する照明は、目的に応じて必ず防雨・防水タイプの専用商品を選びましょう。
屋内用の製品を使用すると、雨や湿気により漏電や火災が発生する可能性がある為です。
タイマータイプの製品でしたら、昼間の消し忘れを防止する事が出来ます。
いかがでしょうか?
照明器具の種類や選び方のポイント、色の種類を基準にした電球・蛍光灯の選び方をご紹介いたしました。
インテリア面だけでなく、空間の使用目的や暮らす人の年齢により
求められる照明が異なって来る事が分かりましたね。
照明選びの際にはこちらの記事がご参考になりましたら幸いです。
テンダーハウスでは、お客様のライフスタイル・家族構成などを考慮し
ご希望に沿った設計プランのご提案させて頂きます。
また月に1度、完全予約制の無料相談会も開催しておりますので、松戸市にある設計事務所・テンダーハウスまでお気軽にお問い合わせください。