猫と暮らす家はどのような間取りが良いの?松戸市の建築士事務所がポイントをご紹介致します。
こんにちは、テンダーハウスです。
猫と暮らしている方は「新築を建てるなら猫がのびのびと暮らせる家にしたい」
「猫も人も暮らしやすい家にしたい」と考えている方も多いのではないでしょうか?
交通事故や感染症の危険が少ない事から、環境省も猫の室内飼育を推奨しています。
猫と暮らす家を造る際は、猫の習性や好みに適した造りにする事が大切です。
そこで今回は、猫が快適に暮らせる家造りのポイントをご紹介させて頂きます。
○猫にとって快適な家造りのポイント
🐈安全な運動スペースを造る
猫は、狩りをする習性がある為
走り回ったり木登りしたりと、身体を動かす事が得意です。
また、運動する事で猫のストレス解消や肥満、病気防止にもつながります。
そこでキャットタワーやキャットウォークなどを設置しましょう。
キャットタワーで上下運動を猫に促す事で、運動不足解消につながります。
高さを確保すれば、高い所が好きな猫も満足してくれるはずですよ♪
ただし、子猫や老猫の場合はジャンプ力が弱い為、高すぎるタワーは危険です。
タワーの段差を小さくしたりと、猫に合わせて調節してあげましょう。
キャットウォークは、リビングの壁伝いに通路を巡らせたり
天井部分にブリッジ状の通路を造ったりします。
ただし、猫が滑って落下する、全力疾走で壁にぶつかる、と言った事がないように
”爪が引っかかりやすい素材を選ぶ””幅は15㎝、長さは3m以下にする”などの注意が必要です。
🐈日向ぼっこスペースを造る
猫は日光を浴びる事で体温を保つ事ができるので、日向ぼっこをする習性があります。
その為、窓辺に猫用ソファーやクッションを置いて
専用の日向ぼっこスペースを用意してあげましょう。
紫外線を浴びる事で、身体に付着しているダニの駆除や殺菌もする事ができます。
もし、部屋全体が暗くなってしまう場合は
吹き抜けを採用して採光を確保する事も検討してみてください。
🐈猫が安心できてプライバシーを確保できる場所を造る
猫は単独行動を好み、大きな物音や知らない人の気配に敏感で、警戒心の強い動物です。
どれだけ飼い主と良好な関係を築いていたとしても
四六時中一緒にいるのは猫の精神衛生上良くありません。
また、来客などがある場合は特に、猫が安心できる場所が必要となります。
家のどこにも逃げ場がないとストレスを溜めてしまい
病気になる可能性があるので、猫が人に干渉されずに過ごせる場所を造りましょう。
尚、多頭飼いの場合も同様に、それぞれの猫が静かに過ごせる場所を造ってあげましょう。
🐈猫は縄張り意識が強い
猫は縄張り意識が強い為、家の中の安全が保たれているか
定期的にパトロールをする習性があります。
このような時に猫が自由に出入りできるペットドアがあれば
人がドアを開けたり、開け放しておく必要がなくなります。
冷暖房を入れる季節は重宝しますし
猫にとっても好きな時に出入りができるので快適に生活する事ができます。
【施工事例:三郷市I様邸】
🐈爪とぎスペースを造る
猫は狩りに備えて爪とぎをする習性があるので
専用の爪とぎスペースを設置する事も必要です。
鋭い爪を保つ事で、獲物を瞬時に捉えられるようにする他
伸びた爪の長さを調節する事で、扱いやすくする目的があります。
専用の爪とぎスペースがあれば、猫はそこで思う存分爪をとぐ事ができますし
新しい家具や壁で爪とぎをされる事もなく、猫も人も快適に過ごしやすくなるでしょう。
🐈猫は綺麗好き
猫は綺麗好きで、汚い場所や嫌なニオイのする場所を嫌います。
その為、部屋の空気を新鮮に保ったり掃除をして、定期的に環境整備を行いましょう。
そこで便利なのが、猫の動きを察知して自動で流す【猫用自動洗浄トイレ】です。
これがあれば、猫ならではの糞尿のニオイを気にせずに過ごす事ができます。
猫はトイレ中の姿を見られるのを好まないので
人の目から見えづらい場所に設置すると、猫もトイレ時のストレスを感じずに済みます。
また、換気システムや機能性の高い建材を導入すると
部屋を清潔に保ちやすくなる為オススメです。
○猫と暮らす家の注意点
🐈床材は掃除がしやすいものにする
猫は春と秋に毛が生え変わりますが、季節に合わせた必要な変化で
通常の10倍程毛が抜ける事も珍しくありません。
また、糞尿や吐瀉物で汚される事もあるかもしれませんので
掃除のしやすさに加えて汚れにくさも非常に重要なポイントです。
🐈傷つきにくい壁紙を選ぶ
専用の爪とぎスペースを用意しても、壁などで爪とぎをしてしまう事があります。
見栄え重視で壁紙を選んでしまうと
いたずらされた時のショックが大きくなってしまうかもしれません…😥
爪とぎして欲しくない場所は
あらかじめ傷のつきにくい壁紙や壁材にしておくのがオススメです。
🐈怪我を防止するキッチン
冷蔵庫などの高所や、沢山の食品があるキッチンは猫にとって興味の湧くスポットです。
誤飲や誤食、やけどや怪我などが心配な方も多いと思います。
衛生面や安全面から、キッチンに猫が侵入しないように対策しておくと安心です。
猫を守る為、最も安全なのはキッチンを独立させる事です。
ドアがない場合も、仕切りを使えば猫の侵入を防ぐ事ができます。
食器棚やパントリーはオープン棚よりも引き戸で隠すタイプがオススメです。
猫が食器や食品で遊んでしまうのを防ぎ、見た目もスッキリします。
🐈脱走対策をする
猫と暮らす家で気を付けたいのが脱走対策です。
好奇心旺盛な猫は、玄関を開けた隙に屋外へと飛び出してしまう可能性があります。
今まで室内で暮らしていた猫が屋外へ出てしまうと
交通事故や野良猫との喧嘩に遭遇したり、病気にかかったりと
危険な目に遭ってしまう恐れがあります。
玄関の場合は、猫が室内から玄関ホールに入れないように
脱走防止ドアを設置する方法があります。
玄関ドアと脱走防止ドアを同時に開けないようにすれば
猫が屋外に出て行ってしまう事を防ぐ事ができます。
2階バルコニーからの脱走対策は、破れない強化網戸にしたり
網戸が開けられないようにロックできるようにする方法があります。
また、バルコニーを落下防止ネットで覆うなどでも対策が可能です。
○まとめ
いかがでしょうか?
猫の習性や性格などを考える事で、それぞれの猫にピッタリな家造りができます。
また、飼い主のお世話のしやすさや、目の行き届きやすさに気を付ける事で
猫も人も快適に暮らす事が可能です。
テンダーハウスでは、家族構成やお客様のご希望を考慮した設計・施工を承っております。
ペットドアを設置したい、傷や汚れが目立たない壁紙にしたい
などのご希望を是非お伝えください!
また、月に1度の無料相談会も開催致しておりますので
お気軽に松戸市の建築士事務所 テンダーハウスまでお問い合わせください。