いよいよ年末!大掃除はお済でしょうか?お風呂の掃除方法についてご紹介させていただきます。

こんにちは、テンダーハウスです。

 

お風呂場は毎日使用するからこそ、定期的に掃除をして清潔にしておきたい場所ですよね。

毎日使用するお風呂には、浴室用洗剤を使っても落ちにくい汚れが蓄積されています。

きれいな状態を保ちたいと思っていても「掃除は苦手・・・」「掃除方法がわからない・・・」

という方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、お風呂掃除の手順や必要な道具などをご紹介いたします。

 

○お風呂の汚れの種類

 

🛀ピンク色のぬめり

 

カビとよく間違えられるピンク色の汚れは、ロドトルラという酵母菌のことを言います。

カビと同様に温度、湿度、栄養素などの条件が揃うと発生します。

繁殖スピードが早いため、掃除をしてもすぐに発生してしまうのが難点ですが

擦るだけで簡単に落とすことができます。

 

🛀黒カビ

 

黒カビは高温多湿の条件下で発生しやすく

人間の皮脂・垢・石鹸カスを栄養素として繁殖します。

表面上はきれいにできても根絶することが難しく

根が残っている限り再発してしまい

完全に除去することが難しい汚れの1つです。

 

🛀水垢

 

お風呂の鏡や蛇口によくみられる水垢は

水道水に含まれているカルシウムなどミネラル類が結晶化した汚れのことを言います。

曇ったようなくすんだ見た目をしており

ヌルヌルとざらつきがあります。

鏡に付着している白く曇った汚れも水垢ですよ!

 

🛀石鹸カス

 

石鹸カスは白くてザラザラしている汚れのことです。

水と違い、ミネラル類は蒸発しないので浴室内に残り

石鹸カスとなり壁やプラスチック製の椅子にこびりついてしまいます。

 

🛀皮脂汚れ

 

石鹸やシャンプーのカスに人間の皮脂・垢が付着したもので

たんぱく質や油分を分解する洗剤の使用が効果的です。

お風呂場を使用する人数が多いほど皮脂の量も増えるので

汚れが蓄積しやすくなります。

 

○用意するもの

 

 

  • 中性洗剤
  • 酸性洗剤
  • 弱酸性洗剤
  • カビ取り剤・防カビ剤
  • スポンジ・ブラシ
  • 鏡用スポンジ
  • 鏡用洗剤
  • 手袋
  • 洗面器
  • お風呂用スリッパ
  • マスク

 

お風呂場は換気がしにくい場所です。

掃除中は常に換気扇を稼働してください。

塩素系漂白剤を使用する際は必ずマスクを着用しましょう。

必要な場合は眼鏡などで目も守るようにしてください。

 

○お風呂掃除用洗剤の使い分け

 

🛀中性洗剤

 

中性洗剤は一般的なお風呂掃除用の洗剤として販売されています。

お風呂掃除用の洗剤だけではなく、食器用洗剤などにも多く使用されております。

しかし、洗浄力は強くないので軽い汚れを落としたい時などに向いています。

ですが、浴槽や椅子などの素材を傷めにくく

肌に優しいメリットもあります。

 

🍀適した汚れ🍀
  • ピンク色のぬめり
  • 黒カビ
  • 皮脂汚れ
  • 石鹸カス
  • 水垢

🛀酸性洗剤

 

酸性洗剤はアルカリ性の汚れを中和します。

洗浄力が強く頑固な汚れに向いておりますが

肌や浴槽内の素材にダメージを与える可能性がある点には注意が必要です。

肌を守るために、使用する際は必ず手袋を着用してください。

中性洗剤で落とすことのできなかった汚れに使用することをオススメします。

しかし、塩素系洗剤と混ざると人体に有毒なガスが発生します。

絶対に塩素系洗剤との併用は避けてください。

 

🍀適した汚れ🍀
  • 石鹸カス
  • 水垢

 

🛀アルカリ性洗剤

 

アルカリ性洗剤は酸性の汚れを中和します。

中性洗剤では落とすことのできなかった

頑固なカビや皮脂汚れを除去したい時に有効です。

アルカリ性洗剤は酸性洗剤と同様に洗浄力が強いです。

そのため、地肌に触れると肌荒れを起こしてしまう可能性があります。

使用する際は必ず手袋を着用してください。

また、素材を傷つけてしまう恐れがありますので

一部分だけに使用するようにしましょう。

ちなみに💡アルカリ性洗剤は油汚れを落としたい時にも向いております。

 

🍀適した汚れ🍀
  • ピンク色のぬめり
  • 黒カビ
  • 皮脂汚れ

 

 

○お風呂掃除の手順

 

🛀換気扇を回す

 

お風呂掃除を始める前に窓を開けたり換気扇を回して空気を循環させましょう。

忘れがちな方もいらっしゃいますが、密室で刺激の強い洗剤を扱うため

空気の入れ替えは必須です。

 

🛀お風呂の小物

 

シャワーヘッドやシャワーフック、蛇口、排水溝の蓋など

外せる小さい部品はまとめて洗面器などに入れ

酸性洗剤と水を入れて浸け置きします。

小物類だけではなく、お風呂の蓋も同様に浴槽に洗剤液を作り

浸け置きすることできれいに洗うことができます。

より頑固な汚れなどは、中性洗剤ではなく酸素系漂白剤を溶かした

お湯に浸け置きする方法もオススメです。

 

🛀桶や椅子

 

浴室で使用している桶や椅子、シャンプーボトルなどの

備品についている汚れも落としましょう。

通常より高めの50度くらいに設定したお湯をかけ

こびりついた汚れを溶かしたり浮かしたりしてスポンジで擦りましょう。

 

🛀天井

 

天井にはフローリングワイパーのヘッド部分に

同様の大きさのメラミンスポンジを取り付けて使用するのがオススメです。

天井はあまり汚れが目立たない部分ですが

放置していると黒カビが発生してしまうこともあります。

但し、洗剤を使用すると垂れてきてしまい

目に入る危険性がありますので、水のみで流し、拭き掃除を行いましょう。

 

🛀壁・ドア

 

面積の広い壁・ドアは、最初にシャワーでお湯をかけておくことで

皮脂や垢などの汚れが落ちやすくなります。

皮脂汚れなどを落とすだけでしたら40~50度ほどのお湯をかけて

スポンジやブラシを使用して落とします。

汚れがひどい場合は、壁や天井に中性洗剤をかけて擦り

洗い流さずにそのまま置いておきます。

手の届かない場所は天井の掃除と同様にフローリングワイパーを使用することをオススメ致します。

 

🛀浴槽

 

浴槽内は石鹸カス・水垢・皮脂汚れが多くあります。

特に、お湯が当たる側面や栓は汚れが溜まりやすいため

アルカリ性洗剤や重曹を使用して擦ってください。

浴槽の掃除に関しては、日ごろ行っている掃除方法と同様でも問題ありません。

 

🛀床

 

床の掃除を行う際は、洗剤が足の裏につかないように

バスシューズを準備しましょう!

床も壁も同様に中性洗剤をかけてスポンジやブラシで擦り、置いておきます。

床は特にピンク色のぬめりが発生しやすいので

隅々まで擦り洗いを行ってください。

 

🛀鏡

 

お風呂の鏡の主な汚れは、水道水に含まれている

ミネラル分が固まってできた水垢です。

鏡は浸け置きすることができず、傷つきやすいため

お風呂掃除の終盤に取り掛かるようにしましょう。

酸性洗剤もオススメですが、垂れてしまうと効果が弱まってしまうので

キッチンペーパーとラップを活用するのもオススメです。

 

🛀シャワー・蛇口

 

お風呂場のシャワーや蛇口の銀色の部分は

主に銅と亜鉛の合金である真鍮で作られています。

真鍮の汚れも鏡と同様に水垢や石鹸カスなどの混ざったものであることが多いので

中性洗剤で洗うか、曇りがある場合は水垢に効く酸性洗剤がオススメです。

 

🛀エプロン

 

 

お風呂のエプロンとは、浴槽のサイドについているカバーのことを言います。

浴槽横のエプロン内部は特にカビが発生しやすい場所となります。

製品によってはエプロンを取り外す事が可能ですが

ネジで固定されており取り外しができないタイプの場合はそのまま掃除をしましょう。

 

🛀排水溝

 

お風呂の排水溝に溜まったは

主に人間の髪の毛・皮脂・垢・石鹸カスなどの混ざりあったものです。

まず、髪の毛をピンセットなどで取り除いてから洗剤を使ってください。

汚れの種類はピンク色のぬめりが多いので

中性洗剤を付けたスポンジで擦り洗いを行いましょう。

塩素系漂白剤を使用して掃除を行う場合は

普段よりも長く排水溝を水で流してくださいね。

排水溝内部は、大掃除の時だけでなく1~2週間に1度

掃除を行うことをオススメします。

 

🛀全体を流す

 

最後は浴室全体を水でよく流しましょう。

 

○まとめ

 

いかがでしょうか?

 

毎日気持ちよくお風呂に入るには、こまめな掃除と少しの工夫で

清潔に保つことが重要になります。

掃除する箇所に合わせた道具、汚れの種類に合わせた洗剤の準備など。

日ごろのお風呂掃除で使用している道具に加え

歯ブラシタイプのスポンジや柄付きブラシがあれば

細かい場所が捗ります。

ご自身で掃除を行っても落とすことのできなかった頑固な汚れは

プロに依頼する方法もオススメです。

 

テンダーハウスでは、お客様のご希望に添えるようプランニングを行い

自社一貫で設計・施工を承っております。

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