オシャレなだけじゃない!!リビング階段について松戸市の設計事務所が解説致します☆

こんにちは、テンダーハウスです。

今週は暖かい日が続きましたが、本日は冬が戻ってきたように冷えますね。

気温の変化で体調を崩してしまう方もいらっしゃると思いますが、皆様体調に気を付けて

感染症対策・花粉症対策をしてよい週末をお過ごしください。

 

さて、今回はリビング階段についてお話しさせていただきたいと思います。

 

オシャレで空間が広く見えるリビング階段は、家族間のコミュニケーションが取りやすいなどの面から、近年人気が高まっております。

そのため【マイホームにリビング階段を取り入れたい!】と考えている人も多いのではないでしょうか♬

そこで、リビング階段のメリットやデメリット、その対策方法についてご紹介いたします♪

リビング階段についての知識を深めて、取り入れるかどうか検討してみてください。

 

☆近年増えているリビング階段☆

リビング階段とは、リビングに階段を設けた間取りのことを言います。

リビングイン階段とも呼ばれています。

オシャレなデザインの開放的なリビングを、限られた敷地面積で取り入れやすい

とここ数年で取り入れるご家庭が増えています。

リビング階段がオシャレに見える理由は、リビングに階段を取り入れることで

空間にリズムが出来ること、階段がインテリアの一部となりデザイン性が高くなること、

などがあげられます。

 

☆リビング階段のメリット☆

・リビングが広く見える

リビング以外に階段を設置する場合、階段のためのスペースを別で用意する必要があります。

しかし、リビング階段はリビング内に階段を設置するため広く見えます。

またリビングに階段を設けると1階と2階が繋がるため、これによって広く見えるようになります。

・子育てと介護がしやすい

小さいお子様やお年寄りは、階段で転倒してしまう危険性があります。

家族が集まるリビング内に階段があれば、お子様やお年寄りの階段の上り下りを見守ることができ

子育てや介護がしやすくなります。

また1階と2階の行き来がスムーズになり家事がしやすいこともポイントの一つです。

・1階と2階でコミュニケーションが取りやすい

リビング階段の場合、2階の自室へ行く際に一度リビングを通らなければなりません。

そのため、自然と家族間のコミュニケーションが増えることが期待できます。

会話をしなくても、”今日は元気がないな””怪我をしているけど何かあったのかな”など

家族の些細な変化に気づくことが出来ます。

また、別の部屋に階段がある家より声が届きやすく、2階に上がって家族に声をかける手間が省けます。

2階で遊んでいたり勉強しているお子様にも呼びかけがしやすくなります。

・吹き抜けと相性がいい

【施工事例:流山市O様邸】

 

リビング階段は開放感や採光を確保するための【吹き抜け】と相性がいいことが特徴です。

リビング階段と吹き抜けを組み合わせることで、より開放的でオシャレな空間を演出できるようになります。

・階段が明るく開放的な場所になる

階段が廊下にあると明かりが入りにくく、どうしても暗い印象になってしまいます。

さらに冷暖房も効かないため、夏は暑く冬は寒いと感じることもあります。

リビング階段なら、リビングと同じ明るさが確保でき空調も効きやすいため

階段の上り下りが快適になります。

・スキップフロアとの組み合わせで広々とした住空間になる

【施工事例:流山市O様邸】

 

スキップフロアとは、階段の途中に設けられた【踊り場】のことを言います。

オシャレな収納や書斎として活用したり、キッズスペースにするなど、使い方次第で

住空間そのものを広げることも可能になります。

 

☆リビング階段のデメリットと対策☆

・臭いや音が漏れやすい

リビング階段は2階までの間に隔てるものが少なく、臭いや音が2階まで広がりやすくなります。

キッチンと階段を離したり、防音性のある壁や扉を取り入れたりして

臭いや音の対策をしましょう。

例えば、キッチンに大きな窓や性能の高い換気扇を設置する。

リビング中央にあるアイランドキッチンは、デザイン性が高く人気のキッチンスタイルですが

部屋の中央にキッチンがあると臭いが部屋全体に広がりやすく2階にも上りやすくなってしまいます。

リビング階段とアイランドキッチンの組み合わせは出来るだけ避けることをオススメいたします。

・家族の来客と顔を合わせやすい

2階に自室がある場合、家族の誰かを訪ねた人がいれば必然的に顔を合わせることになります。

来客時のことが気になる人は、リビングと階段の出入口が近くなるように

設計するなどの工夫をしましょう。

そうすれば、リビングに滞在する時間を最小限に抑えることが出来ます。

・空調が効きにくい

1階と2階が繋がっているため、冷暖房が効きにくいこともリビング階段のデメリットです。

リビング階段の寒さ対策は、建築前や建築中から行えます。

例えば断熱性と気密性の高い家を建てること。

断熱性と気密性の高い家は、低い家に比べて家の中の適温を保ち、1年中快適に過ごしやすくなります。

また、リビング階段に引き戸を設置すると、断熱性が高まります。

【施工事例:野田市Y様邸】

 

ただし、引き戸を開けてすぐに階段があると狭く感じてしまうことがあります。

リビング階段に引き戸の設置を考えている人は、家を建てる際に余裕が出来る程度のスペースを設けるようにしましょう。

シーリングファンを取り付けることもオススメです。

シーリングファンとは天井に取り付ける扇風機のことを言います。

シーリングファンを回すことで室内の空気を循環させることが出来るため

夏場はもちろん冬場に使うのも効果的です。

デザインもオシャレなため、インテリアのアクセントとしてもオススメです!

シーリングファンにはライトがついたものもあり、リビングや階段の照明としても使用できます。

また、高い温度は下から上へと向かいます。

その性質を利用し、床暖房を設置したりホットカーペットを使用して

足元を温める工夫をするのも効果的です。

ただし、一部分だけの設置では効果が現れにくいため、十分な効果を得るために

床面の70%以上に設置することが望ましいです。

 

いかかでしょうか?

リビング階段を取り入れると家族間のコミュニケーションを取る機会が増える一方で、

1階と2階が繋がっているため、寒さで悩んでいる人も多いようです。

快適に暮らすためには、デザイン性だけでなく【防音・防臭・空調・プライバシーの確保】など

家族の住みやすさも取り入れることが大切です。

 

テンダーハウスでは、一級建築士のもと

お客様一人一人のご希望に沿って設計・施工をいたします。

また、ご相談があればその解決方法などのご提案もさせていただき、より良い住宅プランを一緒に考えさせていただきます。

 

新築住宅以外にも、リフォーム・リノベーションのご相談も承っております。

松戸市の建築事務所、テンダーハウスまでお気軽にお問い合わせください。