1本で抜群の存在感を発揮するシンボルツリーについて、松戸市の設計事務所が解説致します!

こんにちは、テンダーハウスです。

今日はお天気が良く、洗濯日和ですね♪

梅雨明け発表が楽しみですね✨

 

お庭は物置や駐車場のような機能的なスペースだけでなく、家族のイベントスペースや憩いの場としても重要です。

たった1本で抜群の存在感を発揮するシンボルツリー

景観を良くして住まいを引き立てる役割を果たします。

目立つところに植えるので全体のイメージが固まりやすく、お庭づくりのスタートにもぴったりです。

家造りと一緒に考えたいシンボルツリーについて、効果や選び方を松戸市の設計事務所がご紹介致します。

 

 

▽シンボルツリーとは?

 

シンボルツリーとは、見栄えがする1本立ちの樹木の事を言います。

新築の家とお庭は新しくて綺麗な反面無機質になりがちです。

そこに木が植わるとお庭に彩りが増して印象が柔らかくなり、お庭と新しい家に温かみが増すと思います。

新築に植える木は、新しい家の記念樹としての意味も持ち合わせています。

住まいの象徴となって家族を見守る存在で、新築祝いや家族の誕生など祝い事の記念樹としても利用されます。

「庭は芝生を植えるから木はいらない」

「カースペースに庭の大部分は割かれるので木を植える余裕はない」

などと考えていませんか?

しかし、お庭に木を植える事で建物の魅力が深まる事もあります。

 

▽シンボルツリーの選び方

 

ご自分の家のお庭の環境を見ながら樹高を基準に選ぶ事がポイントです。

高低差のある木を植える事で奥行きが出て広く感じさせる・広いお庭に木を植える事で引き締まった印象になり広さがより引き立つ

などの効果が期待出来ます。

庭木の中でも特に存在感が重視される事から、丈夫で育てやすく外からも見える高さ5m以上の高木が選ばれる事が多いです。

しかし特に決まりがあるわけではないので、メインとサブの2本を植えたり

複数の木を配置したり、好みに合わせて決める事が出来ます。

最近では日常のお手入れがしやすい低木も注目されています。

 

▽小さなお庭にオススメの”低木”

 

広さのないお庭に高さのある木を植えてしまうと、日照が少なくなったり圧迫感を感じてしまったりするので低い木がオススメです。

 

🌲アジサイ

梅雨時に咲く事で知られるアジサイ。

丈夫なので、乾燥しないように気を付ければしっかり育ちます。

花の種類や色が豊富なので好きな花を選ぶ楽しさもあります。

冬は落葉して枯れ木のような外見になりますが、根は生きているので春が来ればまた元気に育ちます。

 

🌲ムクゲ

高さ1m程に生長する落葉性の花木です。

平安時代の頃から生垣として栽培されてきました。

夏から秋にかけて、白・ピンク・赤色をした大きな花を次々と咲かせます。

とても丈夫で育てやすくお手入れが出来ない時があっても枯れにくいです。

ただし害虫が多く、ハナマキムシ・アブラムシ・ワタノメイガ・テッポウムシなどの被害を受けやすいので注意が必要です。

 

🌲ユキヤナギ

低木で長い枝が特徴です。

春には垂れた枝先に小さな白い花をたくさん咲かせます。

寒さ・暑さに強く育てやすい木で、陽当たりの良い場所を好みます。

 

🌲クロモジ

緑色の幹に黒い斑が浮き出る事から名付けられたクスノキ科の落葉低木です。

樹皮には香りがあり、早春に新葉が開くより先に黄色い花を咲かせます。

少しの剪定で端正な樹形をつくる手のかからない樹木ですが、葉っぱが焼けると美観が損なわれてしまいます。

午前中だけ日が当たり、午後から日陰になるような半場所に植え付けましょう。

 

🌲ハイノキ

風通しの良い涼し気な枝ぶりが好まれるハイノキ。

近年人気が高まっている常緑樹の低木です。

4~5月頃に咲く白い花は、雄しべが花びらより長く突き出ています。

根を浅く広く張る為、根本を乾燥させるとダメージを受けます。

「畑もの」と呼ばれるすんなり上に伸びるタイプが育てやすいですよ。

 

▽存在感がたっぷりの”常緑高木”

 

高さのある木はシンボルツリーの代表格です。

常緑樹は落葉しないのでお庭のお手入れが簡単で冬でも緑を楽しめます。

 

 

🌲シマトネリコ

涼し気な印象のシマトネリコは5~6月に白くて小さい花を咲かせます。

立ち姿のバランスが良いので小さくとも見栄えが良いです。

半落葉なので冬に葉を落とす事もあります。

寒さにやや弱いですが日陰でも育つ事は出来ます。

 

🌲オリーブ

秋には実をつけ、自家製のオリーブ漬けやオリーブオイルも楽しめます。

1本だけでは実をつけにくいので、実も楽しみたい場合は雌株・雄株両方を身近に植えておくと良いでしょう。

実がならなくとも5~6月には花を楽しめて銀葉の美しさもオリーブの魅力です。

比較的乾燥に強く、やせた土地でも育ちます。

 

🌲ギンヨウアカシア(ミモザアカシア)

春になると濃い黄色の花が木を覆うほど咲くギンヨウアカシア。

”ミモザアカシア”という別名を持っており、銀色を帯びた葉っぱの美しさから

シンボルツリーとして古くから利用されてきた樹木の1つです。

寒さに弱いので関東以西の暖地でないと栽培は難しいとされています。

若木の頃は地上部の勢いに対して根の生長が遅れがちなので、段階を踏んだ剪定で枝の充実を図りましょう。

 

🌲ヤマモモ

赤い可愛い実をつけるヤマモモ。

雌雄異株なので1本では実を付けられません。

果実を実らせるなら雌株・雄株両方が必要になります。

葉がしっかり茂るので重厚感がある上に生長すると10m以上になる事もあります。

小さいお庭には不向きかもしれませんが広いお庭には映えると思います。

 

▽季節の移り変わりを感じられる”落葉高木”

 

落葉樹は冬に葉が落ちます。

掃除の手間は増えるかもしれませんが、それも家族のイベントと考えて楽しんでみるのも良いかもしれません。

 

🌲エゴノキ

日本から東アジアを原産とする落葉樹の中高木です。

高さ5~7mに生長し乳白色の花が下向きにつきます。

剪定は落葉期に徒長枝を切り落とす程度にし、自然の樹形を生かしましょう。

植え場所はやや湿った環境が良く、生育期は水をたっぷり与えて育てていきましょう。

 

🌲サルスベリ

”百日紅(ヒャクジツコウ)”との別名もある程開花期が長く

7~10月にかけて花が咲き続けます。

濃い赤色の花が多く、盛夏から残暑の陽射しに負けない存在感を発揮すると思います。

秋の紅葉を経て冬には葉が落ちます。

葉が落ちる時期は幹があらわにありますが、幹肌の艶も見どころですよ♪

 

🌲ベニバナトチノキ

”セイヨウトシノキ(マロニエ)”と”アカバナアメリカトチノキ”が交配して生まれた樹木です。

大きな樹冠が広々とした洋風ガーデンにピッタリです。

5~6月には赤紅色の花をまとまってつけ、長さ20㎝程の花序とつくります。

腐植質の豊富な土を好み、粘土質のやせ地では育ちづらくなっています。

樹高10~15mと大きく育ち、縦横に枝がよく茂るので十分なスペースを確保してから植え付けましょう。

 

🌲ヒメシャラ

6~7月に椿に似た花を咲かせます。

夏の若葉は青空と相性が良く見た目も爽やかです。

幹肌に美しい赤褐色の模様がある事も人気が高い理由の1つです。

全体的に柔らかな外観の木で様々なタイプの家に溶け込みやすいです。

生長もゆっくりしたスペースとなっており、家族の歩みと共に少しずつ大きなっていくでしょう。

寒さはやや苦手で乾燥にも弱い為、植える際は専門家に相談する事をオススメします。

 

🌲アオダモ

バットの木材として使われる日本原産の常緑樹です。

4~5月に咲く白い花と成木の白い木肌が人気となっています。

根の充実が地上部にひときわ現れやすいので、腐葉土や堆肥をすき込んで栄養豊富な土に植え付けましょう。

雄の木と雌の木があって、実生で増やすには両方の株が必要です。

 

🌲ハナミズキ

アメリカを代表する花木です。

日米友好の証として送った桜のお返しとして1915年に日本へ渡ってきました。

春には白やピンクの綺麗な花を、秋には紅葉を楽しめます。

陽当たりの良い場所に植え、夏は根本を敷き藁で覆うなどして

直射日光や乾燥から根を守る事が元気に育てるコツです。

風通しの悪い環境だと病気や害虫の被害にあいやすくなりますので注意してください。

 

🌲カエデ

美しい紅葉が特徴で、赤・黄・橙・複色など多彩な色彩を目にする事が出来ます。

紅葉以外に4~5月には花が咲き、夏には新緑の葉を楽しめるのも魅力です。

初心者でも育てやすいとされていますが、暑さにやや弱いので注意してください。

 

🌲ヤマボウシ

初夏に木全体を覆うように咲く白い花が特徴の落葉高木です。

赤く熟した実は、そのまま食べても良いですがジャムにして楽しむ事も出来ます。

陽当たりが良く湿り気のある土地を好み、乾燥の激しい場所では枯れやすくなってしまいます。

真夏に翌年の花芽をこしらえ、その後落葉して休眠する為

剪定は花芽のない枝を選んでつけ根から切り戻しましょう。

 

※上記は一般的な品種についての特徴になります。

 

 

いかがでしょうか?

 

シンボルツリーは基本的にその木のみで独立させますが、背景に緑があると一層その美しさが引き立ちます。

花木は花色が映え、落葉期に葉っぱが落ちても寂しい印象になりにくいですよ。

様々な木があるので、どんなシンボルツリーを選べばいいのか迷う事もあるかと思います。

そんな時は、庭の立地から種類を絞ってみてください。

木を植える場所を先に決めて、その場所の日照状況やスペースに合わせて植えられる木をピックアップしましょう。

新居の象徴にしたり、家族の想いを込めたりする事が出来ます。

しかし、単なる記念樹ではなく機能的に家や庭の魅力を引き立てる効果もあります。

常緑のつる性木本やグランドカバー向きの低木などをうまく利用して

1年中存在感を保てるような工夫をしてみてください。

 

テンダーハウスでは、新築工事のみではなく住宅・店舗のリフォーム・リノベーションも

大工経験のある一級建築士監督のもと自社一貫性で承っております。

また、月に1度の無料相談会も開催致しておりますのでお気軽に松戸市の設計事務所

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