多くの方に選ばれ続けている木造住宅の特徴について松戸市の設計事務所が解説致します!!

こんにちは、テンダーハウスです。

まだまだ暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

今年の夏は厳しい暑さが続き、マスクで生活する事が辛く感じる事もありますよね。

熱中症対策などに注意して今後もお過ごしください。

 

一戸建て住宅を建てる際に、木造にするべきか鉄骨造にするべきか

悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか?

木造住宅とは、その名の通り建材に木材を使用した住宅の事で

日本では古くから用いられてきた主要な建築構造です。

鉄骨造住宅が増える一方で、木造住宅は変わらず選ばれ続けています。

しかし、そんな身近な存在であるが故にどんな機能や特徴を持っているのか

ご存知ない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、木造住宅の特徴について松戸市の設計事務所がご紹介致します。

 

☆木造住宅とは?

 

【施工事例:野田市Y様邸】

 

木造住宅とは、屋根・床・壁などを支える柱や梁など建物にとって重要な構造部分が、木材で構成されている住宅です。

日本では古くから木造一戸建てが多くの人に選ばれ、今なお一戸建ての9割以上が

木造(防火木材を含む)と根強い人気がある事が分かります。

「木造住宅の寿命は約30年」という言葉を耳にしたことはないでしょうか?

国土交通省のこれまでの公表データによると、木造住宅の寿命は30年程と言われています。

これは、木造住宅の場合、劣化が見られるとリフォームよりも建て替えを選択するケースが多く

他の住宅に比べると建て替えるまでの年数が短い為です。

設計方法や生活による影響で建物の寿命は大きく変わるので一概には言えませんが

目安として覚えておきましょう。

 

☆木造住宅のメリット

古くから親しまれてきた木造住宅ですが、実際はどのようなメリットがあるのでしょうか。

鉄骨造住宅と比較しながらメリットを確認していきましょう!

 

🌳コスト面

木造住宅の場合、木材を使用して構造体を造る為

構造体が軽く基礎工事にあまり手間がかかりません。

鉄骨造住宅の場合、あらかじめ構築材や耐火処理、防錆処理を施す必要がありますが

木造住宅は木材自体の種類や厚みによってある程度の耐火効果を発揮出来る為、下処理が比較的簡単になります。

このように構造体が軽く、下処理を簡単にする事が出来る事から建築費用を抑える事が出来ます。

 

🌳落ち着きのある空間で快適に過ごせる

木材は手足が触れた時からぬくもりや心地よい柔らかさなど

他の素材にはない魅力を持っています。

日本人は古くから木を生活に取り入れている為

木造住宅に親しみを感じる方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?

構造だけではなく、柱や床など目に見える場所に木材を採用する事で

自然を身近に感じ温かみのある家造りが実現できます。

 

【施工事例:松戸市O様邸】

 

🌳調湿効果がある

木材には調湿効果があると考えられています。

室内の空気が乾燥すると

木材中に蓄えていた水分を空気中に放出し乾燥を和らげてくれます。

一方、湿気の多い時期は空気中の水分を木材が吸い込み、湿気を緩和させる為

結露やカビの発生を抑える事ができます。

 

🌳暑さや寒さを対策出来る

木材は断熱性が高く、木・コンクリート・鉄の3つの熱伝導率を比べると

木はコンクリートの約12倍、鉄の約483倍、断熱性に優れていると言われています。

住宅の断熱性は構造材だけで決まるわけではありませんが

構造材のみで見た場合は断熱性が高いと言えます。

住宅において断熱性が高いと言う事は、室内の涼しさや暖かさが一定に保たれる為

夏の暑さ対策、冬の寒さ対策に役立ちます。

また、室温が一定に保ちやすいので冷暖房費が抑えられ節約にもつながります。

 

☆木造住宅のデメリット

木造住宅には嬉しいメリットが多い反面、デメリットもあります。

木造住宅を検討する際は、デメリットもしっかりと把握しておきましょう。

 

🌳鉄骨造住宅に比べて強度や耐久性が低い

大きなデメリットとしてあげられるのが強度や耐久性の問題です。

高い耐久性を誇る鉄骨造住宅に比べると

木造住宅は強度が低く耐震面や耐久性も低いと言われています。

しかし、木造住宅でも耐震等級2や3の住宅を造る事は可能な為

構造体自体への影響が出る前に対処するなど

定期的なメンテナンスや住み方によって対策を取る事は出来ます。

 

🌳害虫による被害が発生する可能性がある

木造ならではのデメリットとして害虫による被害が挙げられます。

特にシロアリは木材に巣を作り、柱や梁、フローリングや家具等何でも食べるので

住宅を維持するには対策を講じる必要があります。

シロアリの場合であれば、風通しが悪く湿気の多い場所を好む為

家の近くに川や池が多い、庭木が常に外壁に接している、1年中日が当たらない部屋がある

などの条件に当てはまるようであれば注意が必要です。

新築時は建築会社が薬剤処理などを行ってシロアリ対策をしてくれる事も多いですが

その後は施主様が対策を行わなければなりません。

シロアリによる被害が気になる場合には

定期的に害虫による被害がないか家中をチェックするようにしましょう。

 

🌳品質や強度にばらつきが出てしまう

鉄骨造住宅で使う材料や部品は多くの物が工場で生産されます。

その為、品質や強度も一定に保たれています。

しかし、木造住宅では天然の木材を利用する為

素材によっては品質や強度に差があります。

また、鉄骨造住宅には工場で生産された材料や部品は組立てやすいように工夫されている事が多く

建築会社や職人の技術による差が生まれにくいです。

それに対し、木造住宅は職人の技量次第で仕上がりに大きな違いが出る事があると言われています。

木造住宅の建築では、従来は大工が現場で継手や仕口を加工していましたが

昭和60年代にはコンピューター盛業によるプレカットが開発され

木造軸組工法でも2014年にはプレカット率が9割に達しているので

このデメリットは補われていると言えます。

しかし昔ながらの工法で施工する場合には、腕の良い職人がいる必要があります。

 

🌳自然災害によって劣化しやすい

鉄骨造住宅に比べて、自然や気象による災害を受けやすいというデメリットがあります。

特に、近年多くみられるのが台風による被害です。

しかし、被害を受けた時に他の住宅構造に比べて修理がしやすい

というのは木造住宅のメリットの1つでもあります。

可能な限り被害を防ぐ為にも

新築の場合は基礎工事の段階で災害対策も視野に入れておきましょう。

 

🌳燃えやすい

木造住宅は木材を使用している為、火災などで燃えやすいのは事実です。

木は表面が炭化しても、内部まで火が燃え進むには時間を要します。

木が完全に炭化する前に避難が出来るように、ある程度の時間を稼げるような構造を考える建築会社も多く存在します。

耐火性に関しても、木材の種類や施工方法により異なるので事前に建築会社などに相談しましょう。

 

いかがでしょうか?

 

【施工事例:柏市M様邸】

 

コストや設計の自由度、ぬくもりのあるデザインを優先するのなら木造住宅がオススメです。

テンダーハウスでは、お客様のライフスタイルや家族構成

ご要望に寄り添った設計・施工を承っております。

皆様のより良い住まい造りのお手伝いをさせて頂きますので

松戸市の設計事務所・テンダーハウスまでお気軽にお問い合わせください。