綺麗な浴室を保つ為の普段から出来る対策や掃除のコツを松戸市の設計事務所がお伝えします!

こんにちは、テンダーハウスです。

 

入浴は1番のリラックスタイムという方は多いのではないでしょうか。

温度の高いお風呂(42℃以上)は”交感神経”が優位に立ち、しっかりと目が覚めた状態となります。

一方、ぬるめのお湯(37~40℃)は”副交感神経”が優位に立ち、落ち着いた気分になります。

暖かいお風呂に入る事により血行が良くなり

それによって多くの効果が得られます。

しかし、お風呂は長年使用していると

どうしても汚れが出てきてしまいますよね😥

汚れには種類があって”カビ””皮脂汚れ””水垢””ぬめり”など様々です。

その汚れに合った洗浄方法を選択しなければ

なかなか汚れが落ちない、なんて事になってしまいます。

そこで今回は、お風呂掃除の基本をご紹介致します。

 

🛁お風呂汚れの種類

 

🚿カビ

浴室の壁やタイルの目地、ゴムパッキンなどに点々とつく黒い汚れ…

その大半は”クロカビ”です。

カビは高温多湿な環境を好みます。

更には、浴室の皮脂汚れや石鹸カスがカビの栄養源となります。

浴室はまさにカビの繁殖に最適な環境と言えます。

 

🚿ピンクのぬめり

いつの間にか発生しているピンクのぬめり…

この正体は”ロドトルラ”という酵母菌です。

発生して間もない場合は容易に除去できますが、発生する原因はカビと同様なので

放置しておくとカビも繁殖してきて頑固な汚れとなってしまいます。

 

🚿皮脂汚れ

頭皮や身体を洗った際に出る汚れの事です。

浴槽の壁部分や浴室の床に付着します。

ぬるぬるとした浴室ならではの汚れですね。

 

🚿水垢

水垢の正体は、水道に含まれる

”カルシウム””マグネシウム””シリカ(ケイ素)”などの化合物です。

浴室内に残っている水滴中のミネラル成分が結晶化して水垢となります。

ザラザラとした落ちにくい汚れです。

 

🛁お風呂掃除の手順

 

【施工事例:千葉県N様邸】

 

 

🛁汚れ別の掃除方法

 

🚿カビ
○対策

・湿気が溜まらない状態にしておく

・こまめに洗浄する

・洗浄した後の水滴を拭き取る

 

特に湿気が溜まりやすいお風呂場は、窓を開けるなど対策が必要です。

通気性の悪い状況なら、換気扇を一日中回しておくなどすれば

乾燥して湿度も溜まりにくくなります。

※お風呂のドアを閉め切って換気扇を回していても

カビが発生しやすいので注意しましょう。

○洗い方

一般のお風呂でよく目にするカビは黒いカビではないでしょうか?

この黒いカビを落とす際には、成分に次亜塩素系ナトリウムが配合された物が有効です。

カビ取り剤や防カビ剤のほとんどに、こういった成分が配合されているはずです。

ですが、特に厄介なのがロドトルラが生えている時です。

この酵母菌がある場合は中性洗剤で落とすのが難しいので

必ずアルカリ性のカビ取り剤を使用してください。

カビを洗い落す際は、守っておきたいポイントがあります。

まず、カビの根の奥にカビ取り剤の成分が浸透するようにしなければなりません。

頑固なカビの場合はカビ取り剤を塗布後、数分間放置しておきます。

ゴムパッキンなどの場合、長時間放置すると劣化の可能性もありますので

使用方法は守りながら行いましょう。

洗剤が流れてしまいそうなタイプの場合は

ラップやペーパータオルなどでカビ部分を抑えておくと更に浸透性がアップします。

そして数分間経過してカビの状態を確認し

色が変化してきたら効果があると言う証拠です。

若干薄く、茶色くなるケースが多いです。

そして最後はスポンジで擦り洗い流したら終了です。

 

🚿皮脂汚れ
○洗い方

中性洗剤を使用して毎日こまめに掃除していれば問題ありませんが

少しルーズになってしまうとすぐに皮脂汚れは付いてしまいます。

特にお風呂の水位あたりは汚れが目立つのではないでしょうか?

そんな時は中性洗剤にプラスして重曹を使用してみてください。

重曹の粒子が皮脂汚れを掻き出してくれる効果が期待出来ます。

まず中性洗剤をかけ、その後重曹を塗布していきましょう。

中性洗剤の上から重曹を塗ってしまって問題ありません。

そして10分程度置いてからスポンジやブラシなどで擦っていきます。

スポンジで落ちない場合は歯ブラシなども効果的です。

最後はお湯で洗い落として終了です。

※重曹をうまく塗布出来ない際は、ガーゼなどでポンポン押し当てるように

汚れ部分に付けていっても問題ありません。

 

🚿水垢
○洗い方

水垢の場合、熱湯をかけてもほとんど汚れは落ちません。

水垢には酸性の洗剤を使用するようにしてください。

カビや皮脂汚れと同様に、洗剤の成分をしっかりと浸透させることが重要です。

酸性洗剤を塗布した後は、ただ単に洗い流すのではなく水垢を削り取るような方法が良いでしょう。

まずはスポンジやブラシなどで磨いてみましょう。

もしそれでも綺麗にならない場合は新聞紙を使用するのも効果的です。

新聞を丸めて紙に凹凸が出来るようにすると落ちやすくなります。

新聞は鏡を傷つけず、水垢を削ぎ取ってくれるのでオススメです。

他にはアルミホイルを使用した方法もありますが

新聞より鏡が傷つく可能性がある為あまりオススメは出来ません。

酸性洗剤で水垢が落ちにくい場合は研磨作用があるもので磨くのもオススメです。

代用品としてはクエン酸と歯磨き粉です。

濡らした雑巾などにクエン酸を塗布し鏡を磨いていく

あるいは歯磨き粉を使用しブラシで磨いていくのもオススメです。

どちらも水拭きと乾拭きを行うと綺麗になります。

ただし、歯磨き粉は研磨作用が強い為、鏡を傷つけてしまう可能性もゼロではないので様子を見ながら行いましょう。

 

🛁お風呂を綺麗に保つコツ

 

【施工事例:野田市Y様邸】

 

🚿使った後は水気を取ってしっかりと乾燥させる

お風呂掃除の後や入浴後は、しっかりと水気を取る習慣を付けましょう。

まず全体的に冷水をかけ、浴室内の温度を下げます。(カビ防止に効果的)

その後、浴室内の水滴をスクイーズ(水切りワイパー)や

吸収クロスを使用して除去します。

蛇口などの金属部分はマイクロファイバーのクロスを使用して拭きあげます。

更に浴室の窓を開け放ったり浴室乾燥機を利用して換気を心掛けるようにしましょう。

 

🚿小物の収納を工夫する

お風呂にはシャンプーやリンス、桶や椅子などのお風呂用品など

様々な物が置いてありますよね。

ご家庭によってはスポンジや掃除用ブラシなども置いてあるかもしれません。

お風呂の床や棚に物を置くと汚れが溜まりやすくなるだけでなく

カビが発生しやすくなります。

そこで効果的なのは”浮かせる””吊り下げる”収納です。

シャワーフックに引っ掛けるフックや、ワイヤー製のバスラックなど

床面に小物類が直接触れない収納を工夫してみましょう。

吊るす場所がない時は、通気性の良い籠などに入れてお風呂以外の場所に保管しておき

入浴時に持ち込むようにすると良いでしょう。

 

🚿ごみはこまめに捨てる

排水溝はごみや髪の毛などが溜まりやすい場所です。

ごみが溜まった状態で皮脂汚れや石鹸カスが流れ込んでくると

更に汚れが溜まってしまいます。

毎日ごみや髪の毛を取り除くだけで水の流れが良くなり

汚れの溜まり方は変わっています。

また、ごみを取り除いた後にシャワーで漱いだり、スポンジで軽く擦ると

いっそう水垢や皮脂汚れが溜まりにくくなります。

 

🛁汚れを効果的に洗い落とすグッズ

 

🚿酸素系漂白剤

どんな汚れか判断が難しい場合は中性洗剤を使用するのが効果的ですが

中性洗剤はあまり洗浄力が高くありません。

出来るだけ対比になるもの(酸性の汚れならアルカリ性など)を使用しましょう。

酸素系漂白剤は、主成分である過炭酸ナトリウムが水に溶けると活性酸素を出し

その酸化力で頑固な汚れを分解するのが特徴です。

使用する場合は熱湯と使用すると更に酸素と水に分解される為

汚れと結合しやすくなり汚れ落としに最適です。

汚れ部分に吹きかけて、時間が経過してからお湯で洗い落としてみましょう。

 

🚿塩素系漂白剤

塩素系漂白剤は酸素系漂白剤より更に漂白力があり

浴槽の色を元通りに戻してくれる効果が期待出来ます。

塩素系漂白剤には次亜塩素酸ナトリウムが入っています。

この成分は、水垢にはあまり効果がありませんが

皮脂汚れなど酸性の汚れが目立つ部分に効果を発揮します。

水や石鹸などの汚れではなく、人間の皮脂で汚れてしまったところに効果がある為

お風呂で使用する椅子や桶などに使用すると綺麗になります。

ただし、色落ちがしやすいのと塩素ガスの心配もありますので

お子様がいらっしゃるご家庭などはあまりオススメ出来ません。

 

🚿泡洗浄

ご自身で洗っても落ちない時は泡洗浄で掃除するのも効果的です。

もう捨てようとしている残り湯に泡洗浄の洗剤を混ぜて一晩浸けておくと

汚れに浸透し、皮脂汚れや黒ずみ、ぬめりを落としてくれます。

せっかくなので浴槽だけ綺麗にするのではなく

椅子や桶、その他お風呂道具を一緒に浸けこんでおくと良いですよ。

じっくりと浸けこんだ方が良いので8時間~12時間程は放置しておきましょう。

最後は水で洗い流すだけなので、特にご自身で掃除する必要はありません。

 

🛁お風呂掃除の理想的な頻度

 

【施工事例:松戸市O様邸】

 

お風呂に限らず掃除は毎日行うのがベストですが

時間が取れない方もいらっしゃると思います。

ですが、せめて浴槽内や床、排水口のごみ取りは毎日行いましょう。

壁面や桶、椅子などは週に1回は掃除してください。

更にハウスクリーニングの業者に季節単位(3ヶ月に1回)や

梅雨時期と年末(半年に1回)などのペースで専門的な清掃をしてもらうとなお良いですよ。

 

いかがでしょうか?

 

汚れの性質を見極めて、それに合ったアイテムを使用するのが良いですね。

石鹸カスや人間の皮脂などの汚れをゴシゴシと擦り洗いをするだけでは、体力的にも大変です。

毎日掃除しても少しずつ汚れてしまう為、月1回ほどは泡洗浄などを使用してまとめて根こそぎ綺麗にしたいですね。

 

テンダーハウスではお客様のご希望に添えるようプランニングを行い

自社一貫で設計・施工致しております。

新築工事のみではなく、リフォーム・リノベーションも承っておりますので

たくさんの掃除用洗剤を収納するスペースが欲しい

浮かせる収納が出来るようにしたい、などのご希望がございましたら

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