太陽光発電は節約になる?松戸市の設計事務所が太陽光発電の特徴について解説します。

こんにちは、テンダーハウスです。

 

太陽光発電の導入を検討している方の中には

必要な設備やメリット・デメリットについて把握しておきたい!

という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

太陽光発電には多くの特徴があり、人によっては金銭面をはじめ

大きなメリットを享受する事が出来ます。

しかし、太陽光発電には設備の設置が必須です。

初期費用やメンテナンスコストもかかってしまいますし

デメリットとして知っておくべき点もあります。

そこで今回は、太陽光発電に必要な設備やメリット・デメリットについてご紹介します。

 

🌞太陽光発電とは

 

太陽光発電とは、太陽光パネルを利用した発電方法です。

シリコン半導体が持つ光電効果というものを利用した方法で

何かを燃やしたりせず、直接電気エネルギーを生み出せる為

地球への害がないクリーンな発電方法になります。

 

🌞太陽光発電に必要な設備

 

 

☀太陽光パネル

太陽光を受け、電気エネルギーに変換する

☀接続箱

太陽光パネルから出る配線を集約し、パワーコンディショナーに接続する

☀パワーコンディショナー

直接電流を交流電流に変換する装置

※太陽光パネルによって配電された電気を家庭で使用できるように変換させる役割を担います。

☀分電盤

交流電流を家庭の配線へと分配する装置

☀電力量計

取り付けた電路の電力量を計算する装置

※電力会社からどれだけの電気を買ったのか計算する【買電メーター】も含まれます。

太陽光発電を導入して売電をする場合

電力会社にどれだけ電気を売ったのか軽量する【売電メーター】が必要です。

原則として買電メーターとは別に設置されます。

 

発電量は【太陽光パネルの設置数】

【日射量(天候・角度・季節・気温・地域など)】

【パワーコンディショナーや太陽光パネルの性能(変換効率)】

によって変わってきます。

 

🌞太陽光発電のメリット

 

 

☀電気代を削減出来る

太陽光発電の電気を自家消費すると、電気代の支払いを安くする事が可能です。

パワーコンディショナーで変電した電気は分電盤から自宅に供給出来る為

それまで電力会社から供給を受けていた消費分の一部を

太陽光発電で作った電力消費に置き換えられます。

実際にいくら分の経済的メリットがあるかは、電気料金プランや電気の利用料、

設置する太陽光シシステムの容量、屋根の向きによってもばらつきがありますが

電気代が節約出来るというのは太陽光発電のメリットにあげられるでしょう。

 

☀余った電気を売る事が出来る【固定価格買取制度】

太陽光発電による日中の発電量は多く、自宅で使用しきれない場合があります。

余剰電力がでた場合には、自宅ではなく電線に送る事で電力会社に売る事も可能です。

太陽光発電は、再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)という制度によって

定められた単価で買取が約束されています。

※FIT制度とは、太陽光発電で生み出した電力10kWh以下で10年間

10kW以上50kW未満もしくは50kW以上で20年間、電力会社が固定価格で買取するというものです。

この売電価格は毎年見直されており

電力会社が支払う金額は【再エネ賦課金】という名目で消費者が負担しています。

 

☀災害時でも電気を使用できる

停電が起こったとしても【自立運転機能】という物を使用すると

自家発電した電気を非常用コンセントから使用する事が出来ます。

通常、自立運転機能で使用できる電気は1,500Wまでとなっています。

災害時の備えとしての役割も果たせる事が太陽光発電のメリットと言えます。

 

☀蓄電池と相性が良い

太陽光発電は作った電気を蓄えられる蓄電池と組み合わせると、更に購入する電気量が少なくて済み

ほとんどを自家消費で賄えるようになるので光熱費の大きな節約効果が見込めます。

 

☀環境に優しい

太陽光発電は光起電力効果による電子の移動で電力を生む為

地球温暖化の主な原因とされるCO2の削減に大きく貢献出来ます。

火力発電の大きな問題は発電プロセスでの温室効果ガスの排出ですが、太陽光発電での排出はありません。

日本では8割に近い電源が火力発電由来の為

CO2を排出しない再生エネルギーである太陽光発電は

カーボンニュートラルを目指す上で大きな役割を果たす事でしょう。

ただ、太陽光発電が全面的に環境に優しいのかと言えばそうではなく

山を切り出し太陽光パネルを建てるなどのメガソーラーの問題もあります。

 

🌞太陽光発電のデメリット

 

☀日射量に左右される

太陽光発電で大きな発電量を得るには、太陽光パネルに十分な日光を当てる事が必要です。

日中でも太陽光パネルが日陰になる場合は発電量が落ち

太陽に対する屋根の向きや、周囲の建築物との位置関係などによって発電量は変わります。

雨や曇りなど、天候が悪い日は発電量が下がる事もあります。

ただ、年間を通してみれば日射量が極端に例年より変わる事は考えにくく

年単位で見ればデメリットとは考えにくいです。

 

☀メンテナンス費用がかかる

家庭用太陽光発電の普及が進んだのはここ数年程です。

その為、パネルの寿命は正確には分かっていません。

太陽光パネルのガラス面は雨で流れ落ちない鳥のフンや粉塵などで汚れていき

放置すると故障や異常発熱の原因にもなります。

また、屋根ではなく地面に太陽光パネルを設置するのでしたら

草刈りが必要な状況もあるでしょう。

パワーコンディショナーのフィルター清掃も必要です。

経済産業省は、発電量の低下や機械類の故障がないかをチェックする為に

4年に1度は定期点検する事を推奨しています。

経済産業省ホームページによりますと

点検は有資格者でなければ行えず、1回の費用は約2.9万円とされています。

また、パワーコンディショナーは15年前後で交換が必要になる為

点検と部品交換で20年間のメンテナンス費用は約22.4万円とされています。

 

🌞まとめ

 

 

いかがでしょうか?

 

今回は、太陽光発電のメリット・デメリットについてご紹介してきました。

太陽光発電をはじめるには、太陽光パネルやパワーコンディショナーといった設備が必要です。

長く付き合う設備だからこそ仕組みを知って

しっかりと点検・メンテナンスを行う事をオススメ致します。

自然災害の多い日本においては、非常時に電気が使用出来るのは

備えとしてメリットが大きいと感じますね。

 

テンダーハウスでは、月に1度の無料相談会を行っております。

ご自宅に太陽光発電の設置が可能か、などもお気軽にご相談ください。

弊社は大工経験のある一級建築士監理のもと、自社一貫で設計・施工を行っております。

新築住宅のみではなく、店舗などのリフォーム・リノベーション工事も承っておりますので

まずはお気軽に松戸市の設計事務所 テンダーハウスまでお問い合わせください。