立体的で個性的なスキップフロアのある住宅の特徴について松戸市の設計事務所がご紹介致します!
こんにちは、テンダーハウスです。
家造りを検討していく中で、スキップフロアという言葉を耳にした事はございませんか?
段差を活用して様々な高さのフロアを設けるスキップフロアは
空間を有効活用できる間取りとして大きな注目を集めています。
スキップフロアの家はオシャレでデザイン性も高く
小さなお子様にとっては秘密基地のように楽しい住宅になります。
今回は、スキップフロアの特徴やメリット・デメリットをご紹介致します。
○スキップフロアとは
そもそもスキップフロアとはどのような物なのかわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
スキップフロアとは、1つの階層に複数の高さのフロアが設けられた間取りの事です。
同じ階層のフロアではありますが、段差が変わる事で別々の空間として感じる設計になっています。
基本的にスキップフロアの間取りは1つの階層内に短い階段を設置し
フロアごとの高低差を生み出す事で構築します。
コンパクトな住宅が増えてきた事で、スキップフロアのメリットが活かされる事が多いです。
スキップフロアの高さに決まりはなく、1つの階層に様々な高さでフロアを設ける場合もあります。
段差の高さやデザインにもよりますが
【ステップフロア】や【小上がり】【中2階】と呼ばれる事もあります。
小上がりであれば、2階建て以上の住宅ではなく平屋にも取り入れる事ができるでしょう。
○スキップフロアのメリット
🏠空間の開放感が良い
スキップフロアを活用すれば家の中の限られた空間を有効的に使えるようになります。
更に、スキップフロアと部屋の間は壁やドアで仕切られていない為
部屋が開放的に見える事がメリットです。
開放感を演出したい場合、吹き抜けを設ける事を考える方もいらっしゃいますが
吹き抜けは床面積が減ってしまうという弱点があります。
その場合、気積が多いので空調のコストも高くなりやすいと言われています。
※気積…【床面積×高さ】で求められる室内の空気の総量の事。
しかし、スキップフロアを取り入れれば床面積が減らず
天井による仕切りも少ないので縦横に広がる抜け感が生まれ
視覚的に広く感じ、気積を少なくする事ができるので空調のコストも抑える事ができます。
🏠家族の気配を近くに感じられる
スキップフロアを設ける事で部屋数は増えたような形になりますが
壁や仕切りなどがない為、それぞれの部屋に繋がりが生まれます。
視線が遮られないのでどこからでもご家族の存在を確認でき
掃除や料理をしている時もお子様の様子を見守る事ができるので安心です。
プライバシーが気になる方もいらっしゃるかもしれませんが
段差がある事で目隠し効果を保っているのでプライバシーも守る事ができます。
ご家族とのコミュニケーションを重視したい方はスキップフロアの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
🏠高低差のある土地を活かせる
家を建てようとしている土地に段差や傾斜がある場合もあるでしょう。
スキップフロアは段差で空間を仕切る事ができるので
もともと高低差のある土地に建物を建てる時は
高低差を活かし段差を造る事ができます。
段差や傾斜がある土地は、一般的には工事が大掛かりになるケースもありますが
スキップフロアでしたら土地の高さを生かした工事で済ませる事も可能です。
🏠緩やかに空間を分けられ、収納をたくさん作れる
空間を有効活用でき、家の中の収納スペースを増やす事ができるのもメリットです。
フロアを高くすれば、高くした分だけ床下のスペースを収納に活用する事ができます。
スキップフロアを活用すれば、通常は生まれがちなデッドスペースでも
収納にする事ができるので、収納家具は必要最小限にできます。
また、天井の低い収納庫を設ける事は、空間の有効活用以外にもメリットがあります。
※収納として設ける際は、天井高は1.4m以下の場合になります。
使える面積が一緒でもスキップフロアと収納庫がある家の方が
固定資産税を抑えられる可能性がある為です。
※天井高や自治体によっては費用がかかってしまう場合もありますので確認が必要です。
※居室の天井高は2.1m以上のスキップフロアは床面積が大きくなり固定資産税が高くなる傾向にあります。
🏠風通しが良く、日当たりが良くなる
壁の仕切りが無い分、窓の位置を考えて設計すると
家全体の風通しを良くする事ができます。
また、壁などの遮蔽物が少ない事は採光の面でも有利に働きます。
窓の位置や段差の取り方を工夫する事で、日当たりの良い室内で生活ができます。
更に南側のフロアをなるべく高い位置に設ける事で日光が入りやすくなり
奥の空間まで届くようになります。
○スキップフロアのデメリット
🏠階段が増える為、将来的に心配がある
スキップフロアは段差が魅力ですが、高齢者にとっては生活しにくい可能性もあります。
若いうちは大丈夫かもしれませんが、歳を重ねると段差を辛く感じたり
段差が多い事で荷物を持っての移動や掃除をするのが大変と思う事もあるかもしれません。
どうしてもスキップフロアを設けたいけれど将来段差が多い事が不安な場合
ホームエレベーターの設置を検討してみてはいかがでしょうか。
その場合、構想段階で設置が可能か施工会社と相談しましょう。
🏠掃除に手間がかかる
スキップフロアは段差があるので、掃除に手間がかかってしまいます。
段差があると、当然ですがお掃除ロボットは使用ができなくなります。
ご自身で掃除機を引きながら階段や段差を移動したり
天井が低いフロアを掃除する事が重労働に感じでしまうでしょう。
○まとめ
いかがでしょうか?
今回はスキップフロアの特徴やメリット・デメリットをご紹介致しました。
スキップフロアをうまく活用する事で空間を有効に使う事ができます。
スキップフロアは空間に開放感を持たせてくれたり
ご家族とのコミュニケーションを取りやすくしてくれたりと
たくさんのメリットがあります。
一方で将来、歳をとった時に階段が多い事が気になる、などのデメリットもあります。
デメリットは工夫次第で解消できる事もありますので
ご家族のライフスタイルや土地形状なども考慮しつつ
将来どうしたいのかまで考えてスキップフロアの家を建てるのか検討しましょう。
テンダーハウスでは、お客様のライフスタイルやご希望に添えるよう
大工経験のある一級建築士管理のもと自社一貫で設計・施工を承っております。
また、土地探しからお手伝いさせて頂きますので
お気軽に松戸市の設計事務所 テンダーハウスまでお問い合わせください。